OPPO Reno9 Aのカメラはコスパ最強？徹底検証した作例を公開

OPPO Reno9 Aは、３種類のアウトカメラとインカメラによるカメラ機能の多彩さが最大の特徴です。

これら４種類のカメラのスペックは以下です。

これら４種類のカメラは明るい場所での写真撮影に優れている一方、暗い場所での写真撮影と動画撮影はイマイチという印象でした。

いつもの匠

明るい場所での写真撮影なら、ハイエンドに迫る画質で撮れるよ

実際のOPPO Reno9 Aのカメラ性能は、以降に掲載する作例を見て判断してください。なお、この記事で紹介する作例は、以下のポートフォリオでも掲載しています。

• OPPO Reno9 A 作例 – 匠のポートフォリオ

撮影パターン１．風景写真

OPPO Reno9 Aのカメラ機能は、晴天から曇天にかけての明るい環境では美しい写真を撮影できます。

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風景写真の作例
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OPPO Reno9 Aは最大4,800万画素（6000px × 8000px）の高解像度で撮影可能ですから、大きく撮って加工（トリミング）したいニーズに応えられます。ただし、標準のカメラアプリはRAWデータ出力には未対応です。

高解像度写真の切り抜き（トリミング）例
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0.6倍～２倍の光学ズームも、それぞれ美しい写真が撮影できます。

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光学ズーム撮影の比較
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ただし、デジタルズーム機能を使用して撮影した写真は、さすがに画質が劣化します。

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光学ズーム/デジタルズーム撮影の比較
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いつもの匠

望遠レンズは搭載してないから、望遠撮影には向いてないね

たしかに望遠撮影は苦手ですが、OPPO Reno9 Aは風景写真を美しく撮影できると考えてよいでしょう。

撮影パターン２．マクロ撮影

OPPO Reno9 Aのカメラは、マクロ撮影に優れたスマートフォンでもあります。次の写真のようなカラフルさな被写体を、被写体から10cm以内にスマホを近づけて色彩豊かかつ微細に撮影できます。

いつもの匠

背景のボケも美しくて、さらに被写体を引き立てくれるよ。

OPPO Reno9 Aの近接撮影やマクロ撮影には、マクロモード／超高解像度モード／PROモードのいずれかが選べます。

これらの機能を使い分ければ、自分の好みに合わせたマクロ撮影ができて便利です。それぞれの撮影結果も違いがあります。まずは葉っぱの葉脈に注目してください。

バナナの皮でも比較してみました。

色味の違いもありますが、精細感の違いが分かりますでしょうか。超高解像モード ＞ マクロモード ＞ PROモードに見えますが、光などの条件にも違ってきますね。

撮影パターン３．人物写真（ポートレート撮影）

OPPO Reno9 Aは通常モードとポートレートモードのどちらでも、明るい場所であれば人物を美しく撮影できます。

いつもの匠

うちの子供をバシャバシャ撮りたくなるキレイさだよね

AIでの修正や美肌エフェクトをかけた写真も撮影できるため、OPPO Reno9 Aは人物撮影にも向いています。

ただし、OPPO Reno9 Aのカメラは花火や誕生日会など暗い場所はもちろん、曇りや影になるとガクッと明るさが落ちてしまいます。

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なるべく明るい場所で撮るようにすれば、OPPO Reno9 Aは美しい人物写真が撮影できるスマートフォンだと言えます。

撮影パターン４．HDR撮影

OPPO Reno9 AはHDR撮影モードで、逆光や暗所でもキレイな写真を撮影できます。

DR撮影モードを設定するには、「オートHDR」をオンにしてください。

HDR撮影モードで日向で撮影した風景では、あまり白潰れを回避できているようには感じません。

日陰からの撮影ならば、日向の白潰れは回避できていました。

日陰から逆光を撮影すると、日陰部分の黒潰れはあまりなく、差はあんまり感じられませんでした。

実際に撮影してみて、OPPO Reno9 AのHDR撮影モードは、限られた場面のみで効果を発揮するようでした。

いつもの匠

HDRモードは日陰からの撮影の時に使おうかな

OPPO Reno9 AのHDR撮影モードは、日陰からの撮影に効果があります。それ以外のシーンでの撮影では、HDR撮影の効果はあまり感じられません。

撮影パターン５．夜間撮影・暗所撮影

OPPO Reno9 Aでは、夜景撮影モードで夜景をキレイに撮影できます。夜間にライトがある場所であれば、ある程度キレイに撮影できるわけです。

夜景モードの効果は、普通に撮影した写真と比べれば明らかです。

拡大すると分かりますが、OPPO Reno9 Aの夜景写真は細部のにじみが多いです。これはズーム撮影した写真を比べれば、もっとハッキリ分かります。

また、夜景だけでなく、花火や夜間の人物撮影も厳しいようです。

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夜間モードでの人物撮影 作例

この他にも様々なパターンがありますが、OPPO Reno9 Aのカメラ機能は万能というわけではなく、夜間／暗所での撮影は苦手と考えた方が良いですね。

いつもの匠

誕生日ケーキのロウソクを吹き消すシーンや、ホタルの撮影も上手くいかなかったんだよね…

撮影パターン６．マニュアル撮影

OPPO Reno9 Aのマニュアル撮影「PROモード」では、細かい調整して撮影が可能です。

以下のように多くの設定値を、利用者の好みに合わせて個別設定できます。

いつもの匠

一眼レフカメラ程じゃないけど、自分好みの調整ができるんだね

PROモードという名前ほど、プロカメラマンのニーズに応えられるわけではありません。しかし、このPROモードを駆使すれば、OPPO Reno9 Aでも自由度の高い撮影が可能です。

動画パターン1．日中/明るい場所

OPPO Reno9 Aは1080pでの動画撮影が可能ですので、綺麗な動画撮影が可能です。

いつもの匠

手振れ補正が弱いな・・・

4K撮影には非対応という点では、今どきのスマートフォンとしては動画撮影が弱いと評価すべきでしょう。また、アウトカメラの手振れ補正も弱めなので、高解像度の動画撮影は苦手です。

以上の検証結果から、OPPO Reno9 Aでの動画撮影は、あくまで日常生活の撮影向けと考えた方が良さそうです。YouTubeやVlogなど動画撮影の画質にこだわる用途では難しそうです。

動画パターン2．夜間撮影・暗所撮影

結論からしょうかいすると、OPPO Reno9 Aは暗所での動画撮影が苦手です。夜間での動画撮影は、手振れ補正がかなり弱いため、歩きながら動きながら撮影した動画は見るに堪えないからです。

この動画をご覧の通り、鮮明さがない、暗所が黒潰れしている、ライトがぼやけている、といった状況です。何より強い手ぶれを感じてしまい、手ぶれ補正がほとんど効いていません。これらの結果から、OPPO Reno9 Aは暗所での動画撮影には向いていないと言わざるを得ないでしょう。

いつもの匠

動画の画質にこだわらないなら問題ないよ！

OPPO Reno9 Aは日中でも夜間でも動画撮影は苦手です。動画撮影の画質にこだわらないという人向けとも言いがたく、夜間や暗所で動画を撮らない人向けと評価して良いでしょう。

動画パターン3．インカメラ撮影

OPPO Reno9 Aのインカメラでは、自撮りやビデオ通話を鮮明な画像を撮影できます。これはOPPO Reno9 Aのインカメラが1600万画素で撮影できるスペックを備え、ミドルレンジスマホとしては高解像度な部類だからです。

例えば、インカメラで撮影したぬいぐるみは以下です。色潰れもなく、毛並みも確認できる解像度です。

こちらはインカメラで、日中に動画撮影した作例です。

少し手振れ補正の弱さは感じるものの、撮影した映像の解像度は高くて鮮明です。これはミドルレンジスマホの中では十分な鮮明さです。SNSで頻繁に高解像度の自撮りをしない限りは必要ないと考えましょう。

いつもの匠

特別高精細ではないけど、十分なキレイさだね。

OPPO Reno9 Aのインカメラも、やはり画質にこだわらない人向けです。日常の自撮りには問題有りませんが、Vlogや生配信で使うには厳しいスペックだと考えてよいでしょう。