AQUOS R9は、ライカ監修の高性能カメラが特徴のAndroidスマートフォンです。最新のハイエンドモデルでありながら「Snapdragon 7 Gen 3」を搭載しているため、実際の性能が気になるところです。
そこでチェックすべきは、スマートフォン性能を数値化するベンチマークスコアです。今回調査したベンチマークアプリは以下です。

スマホ大好き!エンジニアブロガー いつもの匠 です。
手頃な価格で手に入るハイエンドモデルAQUOS R9。カメラは、ライカらしいプロっぽい解像度の写真が撮れて気にいってます!
この記事では「AQUOS R9のAnTuTu Benchmarkスコア、ほか2アプリの測定結果」を紹介します。最後まで読めば、AQUOS R9のベンチマークスコアと、そのスコアに基づいた適切な使用方法がわかります。
購入を検討しているなら、以下の「AQUOS R9を安く買う方法」も参考にしてください。


AQUOS R9 ベンチマーク | スペック/基本構成


AQUOS R9の主なスペックを、以下にまとめました。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Android™ 14 |
ディスプレイ | 約6.5インチ Pro IGZO OLED |
CPU | Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform |
GPU | Adreno 732 |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 256GB |
シャープ公式HPより抜粋 |
AQUOS R9の詳細なスペック(タップ/クリックで開く)
項目 | スペック |
---|---|
OS | Android™ 14 |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約75mm×約156mm×約8.9mm |
重さ | 約195g |
ディスプレイ | 約6.5インチ Pro IGZO OLED |
CPU | Snapdragon® 7+ Gen 3 Mobile Platform |
メモリ | 12GB |
ストレージ | 256GB |
外部ストレージ | microSDXCカード(最大1TB) |
アウトカメラ | 【標準】約5,030万画素(F値1.9) 【広角】約5,030万画素(F値2.2) |
インカメラ | 約5,030万画素(F値2.2) |
バッテリー | 5,000mAh |
充電端子 | USB Type-C 急速充電対応 (USB Power Delivery Revision 3.0) |
SIM | nanoSIM/eSIM DSDV対応 |
5G | ◯ |
防水・防塵 | 防水(IPX5/IPX8) 防塵(IP6X) |
ワイヤレス充電 | – |
おサイフケータイ® | ◯ |
生体認証 | 指紋認証 / 顔認証 |
イヤホンジャック | – |
ハイレゾ/LDAC | 〇 |
カラー | グリーン | ホワイト |
GPUとCPU構成を、前世代モデル「AQUOS R8」と比較しました。
項目 | AQUOS R9 | AQUOS R8 |
---|---|---|
CPU | Snapdragon 7 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 |
CPU構成 | 8コア 1x 2.8 GHz Cortex-X4 4x 2.6 GHz Cortex-A720 3x 1.9 GHz Cortex-A520 | 8コア 1x 3.18 GHz Cortex-X3 4x 2.8 GHz Cortex-A715 3x 2.0 GHz Cortex-A510 |
GPU | Adreno 732 | Adreno 740 |
AQUOS R9は、2023年発売の「AQUOS R8」から、チップセットがランクダウンしています。その分、他の最新ハイエンドモデルより手頃な価格で購入できるようになりました。



AQUOS R9 Proに最高性能を譲った形かな?
そこで今回は、実際にベンチマークスコアを計測し、より具体的な性能をレビューします。
AQUOS R9 ベンチマークスコア | AnTuTu Benchmark


AQUOS R9の性能を、人気のベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」で測定しました。
「AnTuTu Benchmark」とは?(タップ/クリックで開く)
AnTuTu Benchmarkは、測定結果が「AnTuTuスコア」と呼ばれるくらい人気のベンチマークアプリです。以下の5項目を計測でき、スマートフォンの総合的な動作性能の指標として使用されます。
- CPU性能:スマートフォンの基本性能
- GPU性能:グラフィック処理速度(3Dゲームなど)
- UX性能:画像の表示速度やアプリの切り替え速度
- MEM性能:RAMや内蔵ストレージの読み書き速度
- Totalスコア:上記4つを考慮した総合性能
AnTuTu Benchmark V10での測定結果
AQUOS R9のAnTuTuの最高スコアは、1,265,932でした。


3回の測定結果と、平均値をまとめた表は以下です。
横スクロールできます→
回数 | Total | CPU | GPU | MEM | UX |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | 1265932 | 318549 | 443044 | 276531 | 227808 |
2回目 | 1262655 | 318275 | 448369 | 267217 | 228794 |
3回目 | 1242486 | 330650 | 406929 | 276475 | 228432 |
平均値 | 1257024 | 322491 | 432781 | 273408 | 228345 |
AnTuTu Benchmark ランキングの順位
AQUOS R9の総合的な動作性能は、AnTuTu Benchmark V10公式ランキングで以下の順位です。
全Androidスマートフォンの中では50位に位置するスコアです。(2024年12月 記事執筆時点)


また、iOSのAnTuTu Benchmark公式ランキングでは、2022年発売のiPhone14と同じくらいの基本性能でした。(2024年12月 記事執筆時点)


総合的なスコアは、ハイエンドモデルらしい性能です。ミドル向けの「Snapdragon 7+ Gen 3」を採用しておきながら、十分に良いスコアでした。



日常使いはもちろん、負荷の高いゲームでも十分にプレイできる位の高性能だね。
同価格帯のスマートフォン比較
AQUOS R9のAnTuTu Benchmark V10スコアについて、2024年発売の同じ価格帯で購入できる「Google Pixel 9」と比較します。
横スクロールできます→
モデル | Total | CPU | GPU | MEM | UX |
---|---|---|---|---|---|
AQUOS R9 (実測値) | 1265932 | 318549 | 443044 | 276531 | 227808 |
Google Pixel 9 (実測値) | 1174888 | 315016 | 449291 | 197894 | 212687 |
AQUOS R9 vs Google Pixel 9
AQUOS R9は、グラフィック性能を除いて、すべてGoogle Pixel 9を上回る高スコアでした。グラフィック性能も誤差に近い差しかありません。



Googleのフラグシップモデルより、グラフィック性能以外は優れてるスマホ!って感じなんだね。
上記のベンチマーク結果を踏まえて、購入を検討するなら「AQUOS R9を安く買う方法」をぜひ参考にしてください。


AQUOS R9 ベンチマークスコア | Geekbench 6


AQUOS R9の性能を、定番のベンチマークアプリ「Geekbench 6」で測定しました。
「Geekbench 」とは?(タップ/クリックで開く)
Geekbenchは、スマートフォンの頭脳であるCPUとGPU性能の測定に特化しています。WindowsやMac、Linuxだけでなく、iOSやAndroidでも利用できるクロスプラットフォーム対応が特徴です。
AQUOS R9のGeekbench 6によるCPUのベンチマークスコアは、Single-Core1,857、Multi-Core5,033でした。




3回のCPUのSingle-CoreとMulti-Coreの測定結果と、平均値をまとめた表は以下です。
回数 | Single-Core | Multi-Core |
---|---|---|
1回目 | 1844 | 5033 |
2回目 | 1857 | 4985 |
3回目 | 1829 | 4869 |
平均値 | 1843 | 4962 |
GeekBench 6 ランキングの順位
AQUOS R9のSingle-Core性能およびMulti-Core性能は、Geekbench公式 Androidランキングで以下の位置です。(2024年12月 記事執筆時点)




また、iOSの公式ランキングでは以下の位置です。(2024年12月 記事執筆時点)




AQUOS R9のCPU性能は、iPhone13以下、2023年発売のGalaxy S23以上のCPU基本性能があります。



最新スマホなのに4世代前のiPhoneに近いCPU性能。スコアだけ見るとガッカリだよね…。
AQUOS R9 ベンチマークスコア | 3DMark


AQUOS R9のグラフィック性能を、人気のベンチマークアプリ「3D Mark」で測定しました。
「3D Mark」とは?(タップ/クリックで開く)
3D Markは、3Dグラフィック性能を測定できる3Dベンチマークアプリです。実際に3Dのテスト映像をスマートフォンで再生して、グラフィック性能を数値化します。
- Steel Nomad Light
- 2560×1440の解像度で実行される中負荷なテスト
- Wild Life Extreme
- 4K UHD解像度(3840×2160)で実行される高負荷なテスト
AQUOS R9の中負荷なグラフィックテスト「Steel Nomad Light」の最高スコアは、973でした。


また、高負荷なグラフィックテスト「Wild Life Extreme」の最高スコアは、2,736でした。


3回の測定結果と、平均値をまとめた表は以下です。
回数 | WildLife Extreme | Steel Nomad Light |
---|---|---|
1回目 | 2736 | 959 |
2回目 | 2727 | 961 |
3回目 | 2705 | 973 |
平均値 | 2723 | 964 |
3DMark WildLife Extreme/Steel Nomad Light ランキングの順位
AQUOS R9の3Dグラフィック性能(WildLife Extreme/Steel Nomad Light)は、3D Mark公式ランキングで以下の順位でした。全Androidスマートフォンの中で、120位台に位置するスコアです。(2024年12月 記事執筆時点)




iOS公式ランキングの3Dグラフィック性能(WildLife Extreme/Steel Nomad Light)は、以下の順位でした。(2024年12月 記事執筆時点)




AQUOS R9は、Google Pixel 8 Proと同等のグラフィック性能を備えており、高負荷な3Dゲームでも快適にプレイできる性能があります。Google Pixel 8 Proよりも4万円安く購入できるため、コストパフォーマンスが高いモデルだと言えます。



原神のような高負荷ゲームも問題無く、快適にプレイできたよっ!
AQUOS R9 ベンチマーク | 結果とおすすめ用途
本記事では、AQUOS R9のベンチマーク結果を詳しく紹介しました。3つの定番ベンチマーク測定アプリで計測したスコアは以下です。


AQUOS R9の基本性能は、同年発売のGoogle Pixel 9を上回るスコア結果でした。また、Google Pixel 8 Proと同等のグラフィック性能があるため、高負荷な編集アプリや3Dゲームにも活用できます。



10万以内で買えるコスパが良いスマホだと思うよ。
上記のベンチマークスコア結果に基づいて、おすすめの用途を以下にまとめました。
- 負荷の高い動画編集・写真編集
- 負荷の高いゲーム
AQUOS R9を最安値で購入する方法【6月10日更新】
AQUOS R9をお得に購入したいなら、各キャリアや販売サイトの最安値を把握しておきましょう。AQUOS R9の最安値を以下の表にまとめました。
販売サイト種別 | 12GB RAM 256GB |
---|---|
キャリア 新規契約 ※1 |
docomo 117,040円 |
キャリア 乗り換え(MNP)※1 |
- |
ショッピングサイト 新品 ※1 |
Yahoo!ショッピング 92,600円 |
ショッピングサイト 中古品 ※1 |
楽天市場 67,980円 |
(更新日時:2025/06/10 06:00) ※1 税込み、送料込み、通信プラン別、還元ポイント別(イオシスは送料別) |
上記の価格はいずれも送料込み、税込み、通信プラン費用を除いた価格です。また、この最安値には還元ポイントなど各ショッピングサイトの固有条件は含みません。



還元ポイント/クーポン利用/タイムセールを考慮すると、もっとお得になるケースはよくあるよね。
最安値は定期更新していますが、価格は時間単位で変動します。そのため、上記に掲載した価格が正確で無いことがありますが、ご了承ください。
本記事を踏まえて、購入を検討するなら「AQUOS R9を安く買う方法」も参考にしてください。

