モトローラー社の「motorola edge 60s pro」は、カメラ性能にこだわった注目のスマートフォンです。Sony LYTIA 700Cセンサーと強化されたAI補正を搭載し、写真の仕上がりが大きく向上しました。

Androidスマートフォンをこよなく愛する いつもの匠 です。
motorola edge 60s proは、ズームの解像感がすごい!8万円台のスマホで、このクオリティの高さは想定外でした。
本記事では、motorola edge 60s proの作例をもとに、風景からインカメラ撮影まで幅広いシーンでの実力を徹底レビューします。この記事を読めば、motorola edge 60s proのリアルなカメラ性能がわかります。
- AI補正で逆光下でも色合い良く仕上がる
- 光学3倍ズームでの画質の劣化が少ない
- 明るく鮮明な暗所・夜間撮影が可能
- マクロ撮影の背景のボケ具合は粗め
- ナイトビジョンの補正効果は控えめ
- 暗所ズームの画質・発色の劣化が顕著
以下の2機種は、SIMフリー版とキャリア版で型番は異なりますがカメラ性能は共通です。
- SIMフリー版:motorola edge 60 pro/moto g66j 5G
- ソフトバンク版:motorola edge 60s pro
- ワイモバイル版:moto g66y 5G
本記事では、キャリア版のmotorola edge 60s pro、moto g66y 5Gの作例を用いて解説します。
motorola edge 60s proの購入を検討中なら、「motorola edge 60s proを安く買う方法」も併せて参考にしてください。
motorola edge 60s pro カメラ|高性能カメラの基本スペックをチェック
motorola edge 60s proは、5,000万画素の広角、5,000万画素の超広角+マクロ、1,000万画素の望遠を備えたトリプルカメラです。


さらにインカメラも5,000万画素を搭載し、高精細な自撮り写真が撮影できます。


motorola edge 60s proは、前モデルedge 50 proにはなかったSony LYTIA 700Cセンサーを採用し、暗所や逆光でもノイズを抑えて鮮明に撮影できるようになりました。さらに、AIによる色合いの自動補正やノイズ低減が可能になり、カメラを向けてシャッターを切るだけで自然で美しい一枚に仕上がります。
Sony LYTIA 700Cセンサーとは?
Sony LYTIA(ライティア) 700Cセンサーとは、ソニーのスマホ向けイメージセンサーブランドのひとつです。1/1.56インチ・50MPの大型センサーが特徴で、ノイズを抑えつつ高コントラストを実現し、どのような環境でも安定した写真が撮れます。
主なメリットと活用シーン
- 暗所でもノイズを抑えて明るく撮影できる…暗所・屋内撮影
- 白とび・黒つぶれを防ぎ、自然な色合いに仕上がる…夕陽、日陰での撮影
- 細かい模様や風景を高画素で鮮明に残せる…風景撮影
- 低照度の環境でも鮮やかな発色を再現できる…風景撮影、料理撮影
motorola edge 60s proは、前モデルに引き続き光学3倍ズームを備えています。スーパーズームは従来の最大30倍から50倍へ進化しました。その他、詳しいカメラスペックは以下です。
項目 | motorola edge 60s pro |
---|---|
リアカメラ | 広角:約5,000万画素 (F値/1.8) 超広角+マクロ:約5,000万画素 (F値/2.2) 望遠:約1,000万画素 (F値/2.0) |
インカメラ | 約5,000万画素 (F値/2.0) |
ズーム | 光学ズーム:最大3倍 スーパーズーム:最大50倍 |
手ぶれ補正 | 非対応 |
オートフォーカス | 対応 |
撮影モード | Ultra HDR シグネチャー スタイル Pantone Validated ™カラー Pantone Skintone ™ Validated 自動スマイルキャプチャ ナイトビジョン ポートレート プロモード など |



Sonyのカメラセンサー、望遠カメラ、AI補正と、これだけ盛り込んで8万円切るとは…驚きのコスパの良さだね!
motorola edge 60s pro カメラ|作例をもとに風景からインカメラまで徹底レビュー
ここからは、筆者が実際に撮影した写真をもとに、motorola edge 60s proのカメラ性能を徹底レビューします。
同時期に発売されたmoto g66y 5Gや、同価格帯・同等スペックのOPPO Reno14 5Gとの比較も交えながら解説します。
motorola edge 60s pro・moto g66y 5G・OPPO Reno14 5G スペック比較
項目 | motorola edge 60s pro | moto g66y 5G | OPPO Reno14 5G |
---|---|---|---|
標準価格(税込み) | 88,560円 ※ソフトバンク公式サイト参照(2025年9月執筆時点) | 31,680円 ※ワイモバイル公式サイト参照(2025年9月執筆時点) | 79,800円 |
リアカメラ | 広角:約5,000万画素 (F値/1.8) 超広角+マクロ:約5,000万画素 (F値/2.2) 望遠:約1,000万画素 (F値/2.0) | 広角:約5,000万画素 (F値/1.8) 超広角:約800万画素 (F値/2.2) | 広角:約5,000万画素 (F値/1.8) 超広角:800万画素 (F値/2.2) 望遠:5,000万画素 (F値/2.8) |
インカメラ | 約5,000万画素 (F値/2.0) | 約3,200万画素 (F値/2.2) | 約5,000万画素 (F値/2.0) |
ズーム | 光学ズーム:最大3倍 スーパーズーム:最大50倍 | 高精細デジタルズーム:最大8倍 | 光学ズーム:最大3.5倍 デジタルズーム:最大120倍 |
手ぶれ補正 | 対応 | 非対応 | 対応 |
オートフォーカス | 対応 |
撮影パターン1. 風景・ズーム撮影は優秀!旅行も日常もきれいに残せる
motorola edge 60s proのカメラは、美しい風景写真が撮れます。
以下のような逆光下でも白とび・黒つぶれを回避し、色鮮やかな写真に仕上がります。
海を撮影したシーンではダイナミックな風景をしっかり捉え、美しく印象的な一枚に仕上がりました。
以下の作例では、赤と白のポールや「ラムネ」と書かれたのれんにしっかりとピントが合っています。背景は程よくボケており、自然に表現されています。
以下は、moto g66y 5Gとの比較写真です。motorola edge 60s proは色味が自然で、木の葉の鮮やかさや外壁の質感、ブロック塀の溝まで細かく描写できています。
OPPO Reno14 5Gと比べると、motorola edge 60s proはややくすんだ色合いに見えますが許容範囲です。どちらも画角の広さは十分で、ワイドな写真も問題なく撮影できます。
以下は、motorola edge 60s proで0.5~3倍ズームで撮影した作例です。一般的なミドルレンジ機はデジタルズームのみの対応が一般的ですが、motorola edge 60s proは光学ズーム可能な望遠レンズを備えており、ズーム3倍でも鮮明に撮影できます。
白い灯台をズーム撮影した写真では、0.5倍と1倍の空の一部に色ムラが見られました。しかし、木々の葉や灯台の凹凸といった細部はしっかり再現できています。



光学3倍ズームは、思った以上に優秀だった!旅行や、子どもの学校行事もきれいに残せて満足だよ!
撮影パターン2. マクロ撮影は背景のぼかし具合が惜しい
motorola edge 60s proはマクロレンズを搭載していませんが、超広角カメラを使った接写が可能です。実際の作例では、被写体の細部は明るく鮮明に写せる一方で背景のボケが粗い印象を受けました。
草花をマクロ撮影した以下の写真では、玉ボケの形がいびつに見えます。
以下のような背景が落ち着いた構図なら、背景のボケが目立たず、きれいに仕上がりました。



背景のボケ具合が惜しい…けど、被写体はきれいに撮れたよ!
撮影パターン3. 暗所・夜間撮影は明るくきれい!ズームは画質が粗め
暗所・夜間撮影は驚くほど明るく鮮明で、ハイエンドモデルに迫る実力です。
明るさが極端に少ない暗所では、夜空にややノイズはあるものの許容範囲内です。月やビルの明かりを自然に写し、印象的な一枚に仕上がっています。



通常モードなのに、明るくきれいに撮れているね!
以下は、暗所で0.5~3倍ズームで撮影した写真です。2倍ではやや画質が低下し、3倍では夜空のノイズが目立ちます。
屋内の暗所ズームではノイズがさらに強くなり、全体的に赤みを帯びた描写になりました。特に、3倍ズームでは劣化が顕著です。
なお、motorola edge 60s proはマクロズームに対応しています。作例では、通常モードよりも細部が鮮明に描写され、カメラのロゴまでくっきりと写し出されていました。
マクロズームとは?
マクロズームは、マクロモードで被写体に寄った状態からさらに拡大できる機能です。通常のマクロより細部が強調され、文字やロゴの輪郭までくっきり写せます。
活用シーンの一例
- 小物や作品撮影:質感や刻印をくっきり残せる
- 自然観察:花や昆虫の細部、小動物を離れた距離から鮮明に撮影できる
- 日常使い:時計の文字盤やアクセサリー、精密部品の撮影に便利



暗所ズームはちょっと物足りなさを感じる…けど、こんな変わったズーム撮影を楽しめるのは嬉しいね!
以下は、ナイトビジョンON+ズーム撮影した作例です。補正効果はほとんど感じられないほか、0.5倍ズームではやや赤みを帯びているように見受けられます。
比較的明るい場所で撮影した作例では、0.5倍と3倍で色味の変化が表れました。特に、低木の葉の色が全体的にくすんでいます。
以下は、moto g66y 5Gとの比較写真です。いずれも、夜間撮影モードONの状態で撮影しています。moto g66y 5Gに比べmotorola edge 60s proは、やや赤みを帯びた色合いですが夜空のノイズを抑えられています。
OPPO Reno14 5Gとの比較ではmotorola edge 60s proの方が明るく、街灯の光の拡散を抑えられている印象を受けました。



暗所+ズームは惜しいけど、暗所でもこれだけ明るくきれいに撮れるなら普段使いのカメラとしては文句なしだね!
撮影パターン4. インカメラ撮影は逆光時のデジタル感が強い
motorola edge 60s proのインカメラは5,000万画素と高画素なだけあり、明るく鮮明な自撮り写真が撮れます。撮影後に切り抜き・拡大しても画質の劣化は少なく、SNSへの投稿にも使いやすいです。
ただし、屋外で撮影した写真では被写体の輪郭に強い補正がかかり不自然に見えます。補正処理が安定せず、仕上がりにバラつきがある点は惜しいと感じました。



普段使いならそこまで気にならないレベルだけどね。
motorola edge 60s proのカメラは優秀!明るく鮮明な撮影が可能
ここまで、motorola edge 60s proのカメラ性能を徹底レビューしました。motorola edge 60s proは、ズームや補正処理には弱点があるものの、ミドルレンジモデルとしてはコスパの高い1台です。
- 逆光下でも白とびや黒つぶれを抑え、自然で色鮮やかな風景写真が撮れる
- 明るい環境であれば、光学3倍ズームでも画質の劣化が少ない
- 暗所や夜間撮影に強く、通常モードでも明るく鮮明な写真に仕上がる
- マクロ撮影時の背景のボケが粗めで、全体の統一感が弱い
- ナイトビジョンの補正効果が控えめで、通常モードとの差はほとんど感じられない
- 暗所でのズーム撮影では画質の劣化や発色の低下が目立つ
ズームの強さや暗所での明るさなど日常使いに必要な性能は十分で、ミドルレンジモデルの中でも優秀です。一方、補正処理や暗所+ズーム撮影には弱点がありますが、標準価格8万円台という点を考えれば、それ以上の満足感が得られるスマートフォンです。



10万円以下でハイモデル並みのカメラ性能が欲しいなら、motorola edge 60s proはおすすめだよ!
motorola edge 60s proを最安値で購入する方法
motorola edge 60s proの最安値は、以下が最新です。
販売サイト種別 |
edge 60s pro 12GB RAM 256GB |
edge 60 pro 12GB RAM 256GB |
---|---|---|
キャリア 一括販売価格 ※1 |
softbank 88,560円 |
IIJmio 69,800円 |
キャリア 乗り換え(MNP) ※1 |
softbank 1,200円 |
IIJmio 39,800円 |
ショッピング サイト 新品 ※1 |
- |
楽天市場 70,389円 |
ショッピング サイト 中古品 ※1 |
- |
楽天市場 28,980円 |
(更新日時:2025/09/06 06:00) ※1 税込み、送料込み、通信プラン別、還元ポイント別(キャリアにより異なる)(イオシスは送料別) ※ 当サイトでは、調査対象としたショップ/キャリアの比較結果を「最安」、「最安値」と表現しています。調査したショップ/キャリアはこちらのリンクから確認できます。 |
上記の価格はいずれも送料込み、税込み、通信プラン費用、特定条件での割引キャンペーンを除いた価格となります。



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定期的にチェックしていますが、価格は時間単位で変動します。そのため、上記に掲載した価格が正確で無いことがありますが、ご了承ください。
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