Crealityの2024年モデル「Ender-3 V3 Plus」は、高性能かつ大型化された一般消費者向け3Dプリンターです。Ender-3シリーズの安価さを保ちつつ、印刷サイズを拡大し、高速印刷と高品質を両立させています。

3Dプリンター大好き いつもの匠 です。
いまやCreality信者となってしまった匠ですが、大型出力にはまだ手を出せていませんでした…
本記事では、筆者がEnder-3 V3 Plusを実機レビューした結果を紹介します。この記事を読めば、Ender-3 V3 Plusが期待通りの3Dプリンターかをしっかり把握して、購入検討ができます。
Ender-3 V3 Plusの購入を検討したいのであれば、以下を参考にしてください。


Ender-3 V3 SEとも比較しましたので、こちらもチェックしてください。


Creality 2024年モデル「Ender-3 V3 Plus」
Creality Ender-3 V3 Plusは、一般消費者向け廉価3Dプリンター「Ender-3」シリーズの2024年モデルの一つです。Ender-3 V3 Plusの主な特徴は以下です。
- 300 x 300 x 330 mmの大型造形サイズ
- 最大印刷速度600 mm/sと最大加速度20,000 mm/s²の高速出力
- 高速かつ高精度な出力を可能にするCoreXZ構造
- Y軸デュアルモーター+支柱追加で安定性を強化
- オールメタルダイレクトドライブエクストルーダーで安定出力と取扱い可能なフィラメントが多い
詳細スペックを確認したければ、以下を開いてチェックしてください。
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Creality Ender-3 V3 Plus 詳細スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
印刷方式 | FDM |
ビルドボリューム | 300 x 300 x 330 mm |
本体サイズ | 410 x 445 x 577 mm |
本体重量 | 11.5 kg |
最大印刷速度 | 600 mm/s |
最大加速度 | 20,000 mm/s² |
印刷精度 | ±0.1 mm |
積層ピッチ | 0.1 – 0.35 mm |
エクストルーダー | オールメタルダイレクトドライブ |
フィラメント径 | 1.75 mm |
ノズル径 | 0.4 mm |
ノズル最高温度 | 300°C |
モーションシステム | CoreXZ |
Y軸 | デュアルモーター |
ディスプレイ | 4.3インチHDタッチスクリーン |
オートレベリング | 搭載 |
フィラメントセンサー | 搭載 |
停電復帰機能 | 搭載 |
Ender-3 V3 Plus レビュー
今回筆者がレビューした Ender-3 V3 Plusについて、特に気になる5つのポイントを紹介します。
レビュー1.頑丈で安全な形状か
Ender-3 V3 Plusは、前モデルより洗練された形状になりました。








Ender-3 V3 PlusはのY軸(縦方向)はデュアルモーターになり、Y軸にそれぞれ斜め支柱を追加しています。この仕組みによって、出力の安定性を向上できるわけです。





高速出力で発生する揺れを頑丈なボディと支柱で防止してくれるんだね。これで安定した3Dプリントができるようになったよ!
Y軸ボディの上端の角を始め、各所に丸みのある金属構造になっています。この構造によって、利用者のちょっとしたケガから守る、安全な構造になっている点も安心ポイントです。







3Dプリンタの尖った角で手を切ったことがあるから、こういう丸みのある形状は安心するよ。
Ender-3 V3 Plusのエクストルーダー(フィラメント出力部位)は、Creality V3/K1/K1 Maxに近いタイプの形状です。正面に大きなファンがあり、取り外しが簡単なカバーで覆っているタイプです。


銅製ノズルは耐久性のあるスチールの先端になっていて、チタン合金のヒートブレイクと一体化した構造です。





この構造のノズルだと、詰まったりしたときに交換しやすく良いよ
ただし、良いポイントばかりではありません。Ender-3 V3 Plusのエクストルーダーはフィラメントロックを持つ構造です。そのため、フィラメント交換の都度、フィラメントロックの開閉が必要になります。


加えて、フィラメント挿入時には矢印のPTFEチューブを毎回取り外さないと、ノズルにフィラメントがハマりにくい点はマイナスです。



フィラメントロックとPTFEチューブによって、フィラメント交換が億劫になってしまうよね…この仕組みはマイナスポイントだよ。
フィラメント切れセンサーも、Creality K1/K1 Maxと同機種のフィラメント直入れタイプです。直接フィラメントを挿入して、パイプにフィラメントを手で押し込んでいく仕組みです。





フィラメント切れの検知が早すぎて、無駄になるフィラメントが多いタイプのセンサーなんだよね…ちょい微妙…
フィラメントスプールホルダーは、正面から右のY軸に付ける形状です。


フィラメントを固定する器具が付いている点は嬉しいポイントですが、横幅が広くなってしまうので良し悪しだと感じました。



筆者はこのフィラメントホルダーを使わないな。フィラメントドライヤーを縦置きして、省スペースにして使ってるよ!
ここまで紹介した進化点は、3世代のモデルを並べると明らかです。






つまり、Ender-3 V3 Plusは利用者の安全を守りつつ、出力品質を向上せる形状に進化しました。しかしながら、組み立ては非常に簡単です。



初心者でも15分もあれば組み立てられるよ!
このようにEnder-3 V3 Plusは、初心者に優しい、素早く使い始められる高精度な3Dプリンタです。
レビュー2.どれくらいの大型プリントできるか
大型サイズ 300×300×330mmでの高速出力は、Ender-3 V3 Plus最大の魅力です。
2024年現在の3Dプリンタの世界では、最大300mm3を出力できれば大型3Dプリンターと呼ばれます。しかし、Ender-3 V3 Plusはその基準を越え、300×300×330mmの大型な物体できます。しかも、最大600mm/sで高速出力できる点で優れています。



Ender-3 V3 Plusで、筆者は初めて大型出力を経験できたよ
実際にどれくらい大きな物体を出力できるか試してみました。まずはPLAで大型の造形をした作例がこちらです。
HyperPLA(高速出力対応Pフィラメント)なら、短時間で大型サイズの人形が出力品できました。



これくらいは全然まだ序の口だね
次に実用品として、大型のバケツを出力しました。



妻には「大きすぎてバケツじゃなくて、植木鉢にして欲しい」と言われたくらい、大きすぎたよ
もう一つの実用品として、サンダルも出力しました。
さすがのEnder-3 V3 Plusでも、TPU出力は速度を100〜150mm/sまで下げる必要はあります。そのため、出力には約40時間かかりました。しかし、1回で両足分のサンダルが出力できたのは、驚くべき性能です。



積層0.2mmだからわずかに粗さはあるけど、普通に使うサンダルとして問題無い仕上がりだったよ!
Ender-3 V3 Plusのベッド可動域の広さを確認すれば、その大きさが圧倒的だと分かります。これでどれくらい大きな作品が作れる、イメージが湧きやすいはずです。
このサイズで出力できると、以下の造形品が作れて実用度が大きく高まります。
- シューズ
- 棚・引き出し
- タブレットPCカバー
- ノートパソコンカバー
- バケツ・洗い桶 など
このように造形サイズが大きいだけで、作れる実用品が広がる点がEnder-3 V3 Plusの魅力だと感じました。
レビュー3.速く高品質で安定に3Dプリントできるか
Ender-3 V3 Plusは昨今のCreality社製らしく、最大600mm/秒の出力速度と、最大加速度20000mm/sを誇っています。これは「CoreXZ」というモーションシステムで実現しています。具体的な仕様は以下の通り。
項目 | 仕様 |
---|---|
最大印刷速度 | 600 mm/s |
最大加速度 | 20,000 mm/s² |
モーションシステム | CoreXZ |
ただし、実際の出力速度は300m/sと考えた方が良さそうです。実際に高速出力を試した結果が以下の動画です。
300mm/sの出力速度が平均値だと考えつつ、チューニングして 600mm/s 出力速度を試した動画は以下です。



実際に最高速度で出力するには、スライサーでかなりチューニングしないと難しいよ
実際に600mm/sを実用するのは難しく、300mm/sが現実的な出力速度だと考えた方が無難です。
Ender-3 V3 Plusは高速出力を実現しながら、安定性の高さも重要なポイントです。以下がEnder-3 V3 Plusの安定出力を支える構成要素になっています。


とY軸デュアルモーター


Ender-3 V3 Plusには、この他にも以下のような性能向上が図られており、安定した高速出力ができるスペックになっています。
- エクストルーダー性能アップ
- 振動を低減するダイナミックバランシング
- 振動センサー
- オートレベリング
- 2ファン急速冷却で垂れ下がり、反り、糸引きを防止
- 途中停止したプリントの再開機能
実際に筆者が検証している最中にも停電が発生しましたが、以下の画面から出力を再開した結果、問題無く出力を完了できました。


Ender-3 V3 Plus高速かつ安定した出力ができ、さらに出力可能なフィラメントは以下です。
PLA、TPU、PETG、ABS、PLA-CF、PETG-CF、CR-carbon



これだけしっかりした作りだと、3Dプリンタとしての完成度の高さをめちゃくちゃ感じるよね!
これら確認した結果から、Creality Ender-3 V3 Plusは高速性と安定性、出力性能のいずれも高いレベルに到達した3Dプリンタだと感じました。
レビュー4.タッチパネルの操作性が良いか
Ender-3 V3 Plusのコンソールはタッチ操作に対応しており、初心者でも簡単に操作できるほど操作性に優れています。
Ender-3シリーズは、2024年からはいずれもタッチパネルのコンソールが実装されました。その中でもEnder-3 V3 Plusは、HD解像度の4.3インチタッチスクリーンを搭載しています。このタッチスクリーンは、タッチへの反応が良く、操作もシンプルで使いやすいです。



わずかに翻訳が怪しいけど日本語対応していて、操作に迷わないよ
このタッチパネルから操作できる、主な機能は以下です。
- エクストルーダーの移動や温度管理
- 各ファンのON/OFF
- フィラメントの取り込み/解放
- キャリブレーション実行
- ファームウェアのアップデート など



1度出力したGcodeデータは自動保存してくれるから、コンソールから再出力が簡単にできるよ
つまり、Ender-3 V3 Plusのタッチパネルは、初心者だけでなく、上級者であっても、3Dプリンタの操作を楽にしてくれる機能になっています。
レビュー5.スマホやパソコンから操作できるか
Ender-3 V3 Plusはリモート操作に完全対応しており、自宅内外から操作できる3Dプリンタになっています。これはEnder-3 V3 PlusがWi-Fi機能を標準搭載しているためです。
つまり、Ender-3 V3 PlusはCreality社のリモート管理システムを活用できます。そのリモート管理システムの構成を、以下のように簡単な図にしてみました。


なお、Creality Cloudは、リモート管理システムと3Dデータ共有サイトを兼ねたクラウドサービスになっています。



Creality Cloudはスライサーまで兼ねてて便利だよ!肝心なところが有料サービスになってるけど…
普段使いとしては、Windows/Mac版「Creality Print」で出力操作や管理を行えます。Creality製に限らず、これまでの3Dプリンタと同じワークフローで作業ができます。


このCreality Printは、3Dデータのスライス(出力できるGcodeデータへの変換)に加え、Creality製3Dプリンタのリモート管理にも対応しています。
また、Ender-3 V3 PlusはKlipperベースの「Creality OS」で稼働しており、FLUIDD Webと呼ばれるWeb管理画面も搭載しています。





Web管理画面だけでも、基本的な管理操作ができるよ
近年のCreality製3Dプリンタは、スマホアプリ「Creality Cloud」から操作できるのも特徴です。これはEnder-3 V3 Plusも例に漏れず、スマートフォンから直接出力できます。










先に紹介した図の通り、スマホからクラウドサービスでスライスし、そのままデータを出力できます。このスマホアプリを活用すれば、自宅外から出力の停止だけでなく、3Dデータのスライスから出力まで実現できる仕組みです。



Crealityはエコサイクルがしっかりしてるよね!
Creality公式Webカメラ「Nebula カメラ」(別売)を接続すれば、リモート監視やタイムラプス撮影に対応します。





Nebulaカメラが白黒のタイムラプス撮影しか対応していない点は惜しいけど、自宅外からでも状況確認できて便利だよ!
ここまで紹介した通り、Ender-3 V3 Plusは多彩なリモート管理操作に対応しており、利便性が高い3Dプリンタになっています。もし不明点があれば、以下のWikiで詳しい情報を得られるのも良いポイントです。
Ender-3 V3 Plusの長所と短所
Ender-3 V3 Plusをレビューした結果、筆者が把握できた長所と短所は以下でした。
- 大きな造形物を簡単に出力できる
- 短時間で精度の高い出力できる
- コストパフォーマンスが抜群によい
- パソコンやスマホからのリモート操作ができる
- フレームなど安全構造で安心感が高い
Ender-3 V3 Plusは同社の「K1 Max」に近い造形力や管理機能を搭載しながら、半額近いコストパフォーマンスの高い点が魅力です。
これまで長所になる点を中心に紹介しましたが、もちろん以下のように短所もあります。
- 🔺場所を取る
- 大型3Dプリンタの宿命ですが、本体+フィラメントリールの場所が必要になります。1ルームマンションなどは厳しいサイズ感です。
- 🔺フィラメント交換がめんどくさい
- フィラメント交換の面倒くささは、単色式3Dプリンタの宿命です。Ender-3 V3 Plusの場合、エクストルーダーのフィラメントロックとPTFEチューブからノズルへの繋ぎの悪さで、さらにフィラメント交換が面倒だと感じました。
- 🔺稼働音が大きい
- 旧Ender-3に比べれば静音化できており、出力音を抑えるサイレントモードも搭載していますが、それでも稼働音はそれなりにします。また、停止中もファンは止まらない仕様が気になます。
- 🔺日本語対応が弱い
- スマホアプリは英語/中国語のみ対応しており、英語が苦手な人には辛いかも知れません。また、通常の公式サポートは日本語での対応に弱く、親身な対応が受けられない場合があります。
※管理コンソールやPCアプリ「Creality Print」は日本語対応済。 - 🔺一般のWebカメラは接続不可
- Ender-3 V3 Plusは紹介した「Nebula カメラ」でしかリモート監視できません。一般のWebカメラは接続できず、カラーでのタイムラプス撮影やリモート監視に対応していない点は惜しいところです。



サポート対応の弱さは、匠の問い合わせた相手がたまたま悪かった可能性はあるけどね。
Creality JPは、2024年から日本のユーザー専用カスタマーサービス窓口「store.jp@creality.com」を開設しました。 また、オンラインチャットサービス窓口も設置しました。これらによって、日本の顧客対応は向上しているそうです!
(筆者は cs@creality.com に問い合わせて苦い体験をしましたが、問い合わせ先を変えれば大丈夫みたいです。)
業務利用する人や初心者は、SK本舗やサンステラなどの日本代理店で購入して、日本語サポートをお願いした方が無難でしょう。



致命的な短所は少ないよね。
予め把握して許容できるなら、購入しても大丈夫!
Ender-3 V3 Plusは誰が買うべきか
本記事では、筆者が徹底的にレビューしたEnder-3 V3 Plusを紹介しました。今回のレビュー結果を踏まえ、Ender-3 V3 Plusを購入すると良い人は、以下に該当する人です。
- 安価な大型サイズ出力の3Dプリンタを使いたい人
- シューズを試作・制作したい人
- タブレットグッズを製作したい人
- 少し大きな実用品(引き出しなど)をDIYしたい人
- 大型の人形を制作したい人
これらの条件に該当する人であれば、以下からEnder-3 V3 Plusの購入を検討すべきです。





普通サイズで出力したいのであれば、Ender-3 V3 が良いよね。
配置場所が狭い場合などは、以下からEnder-3 V3の購入を検討すると良いでしょう。


Ender-3 V3 SEとも比較しましたので、こちらもチェックしてください。


参考:Ender-3 V3 Plus フィラメント種類別の推奨設定
Creality社から提供されている、フィラメント種類別のスライサー推奨設定値は以下です。参考にしてください。
フィラメントタイプ | ノズル温度 (℃) | 温床の温度 (℃) | 印刷速度 (0.2mm レイヤー) (mm/s) | 最大ボリュムトリック速度 (mm³/s) | モデル・ファン | サイドファン |
---|---|---|---|---|---|---|
Hyper PLA | 220 | 45 | 300 | 23 | 100 | 80 |
Hyper PLA-CF | 220 | 45 | 300 | 23 | 100 | 80 |
Hyper ABS | 260 | 80 | 300 | 23 | 70 | 0 |
CR-PLA | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
CR Silk | 230 | 45 | 120 | 10 | 100 | 80 |
CR-PETG | 250 | 70 | 120 | 9 | 80 | 0 |
CR-ABS | 260 | 100 | 250 | 20 | 70 | 0 |
Generic PLA | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
Generic PLA Silk | 230 | 45 | 120 | 10 | 100 | 80 |
Generic PETG | 250 | 70 | 120 | 9 | 80 | 0 |
Generic ABS | 260 | 100 | 250 | 20 | 70 | 0 |
Generic TPU | 230 | 30 | 50 | 3.5 | 100 | 70 |
Generic PLA-CF | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
Generic ASA | 260 | 100 | 170 | 14 | 70 | 0 |
Ender PLA | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
EN-PLA+ | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
HP-TPU | 215 | 30 | 75 | 6 | 100 | 70 |
CR-ナイロン | 260 | 50 | 100 | 8 | 30 | 0 |
CR-PA Carbon | 260 | 100 | 120 | 10 | 20 | 0 |
CR-PLA Carbon | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
CR-PLA Matt | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
CR-PLA Fluo | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
CR-TPU | 230 | 30 | 50 | 3.5 | 100 | 70 |
CR wood | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
HP Ultra PLA | 230 | 45 | 200 | 18 | 100 | 80 |
HP-ASA | 260 | 100 | 250 | 20 | 70 | 0 |
HP-HIPS | 240 | 100 | 50 | 4 | 30 | 0 |
Generic PA | 260 | 50 | 100 | 8 | 30 | 0 |
Generic PA-CF | 280 | 100 | 100 | 8 | 30 | 0 |
Generic HIPS | 240 | 100 | 50 | 4 | 30 | 0 |
Generic PET-CF | 290 | 80 | 120 | 10 | 30 | 0 |
Generic PETG-CF | 250 | 80 | 120 | 10 | 50 | 0 |
Generic PA6-CF | 290 | 50 | 150 | 12 | 30 | 0 |
Generic PAHT-CF | 300 | 80 | 120 | 10 | 10 | 0 |
Generic PP | 240 | 60 | 100 | 8 | 30 | 0 |
Generic PET | 220 | 70 | 70 | 6 | 50 | 0 |
Generic PC | 260 | 110 | 150 | 12 | 10 | 0 |