人気スマホゲーム「原神」は、広大なオープンワールドと豊富なストーリーラインがあり、何より美しいグラフィックで楽しめる点が好評を博しています。ただし、このゲームで美しいグラフィックを堪能するには、それなりにゲーム端末・スマートフォンへの要求スペックが高くなる点が難点です。

原神を1年以上プレイしている重度の課金勢こと いつもの匠 です。
大好きな原神を、コレクションしてる格安スマホでもプレイできたら良いのにな…と思い立って調査したよ!
この記事では2024年春に購入できる格安スマホ9機種のうち、原神を快適に楽しめる格安スマホをランキング形式で紹介します。この記事を読めば、原神をコスパ良く楽しめる格安スマホが把握できます。
原神を快適に楽しむ!おすすめ格安スマホランキング
今回比較した格安スマートフォンは、(1)2024年7月時点で、(2)新品の実売価格5万円を下回る、格安スマホ8モデルです。市場に出回る機種のうち、比較的に人気のあるAndroidスマートフォンを選定しました。


上段左から、9機種とそのOSは以下です。
- ZTE Libero Flip(Android)
- OPPO A79 5G(Android)
- ZTE Libero 5G Ⅳ(Android)
- Xiaomi Redemi 12C(Android)
- iPhone SE 第3世代(iOS)
- SHARP AQUOS wish3(Android)
- OPPO Reno9 A(Android)
- Google Pixel 7a(Android)
- OPPO Reno11 A(Android)👈上記の画像にはありません…
これらについて、それぞれ以下の観点で検証しました。
原神 オープニングで「タップして進む」と表示されてから、実際にゲームが操作できるまでの待ち時間を計測しました。待ち時間が短いほど良い評価になります。


最高画質~最低画質までのうち、どの画質を選べばプレイに影響が少ないかをチェックしました。特に負荷の高い戦闘シーンにおいて、最高画質で引っかかりなくプレイできるほど良い評価になります。





オープニングと戦闘は原神で必ず毎回発生するシーンだからね。その快適さは大事だと思って検証したよ。
気になる箇所や検証方法のリクエストは、記事下の「この記事に満足しましたか?」アンケートに「❌」を付けて、コメントしてください。
今回、筆者が検証した結果、原神のプレイが快適だった順にランキング形式で紹介します。
1位 ZTE Libero Flip


ZTE社が提供する、初の廉価な折りたたみ式スマートフォンが「Libero Flip」です。標準価格は5万円を超えますが、実売では5万円を下回るため、格安スマホとして扱いました。
このLibero Flipを使用して、実際に原神をプレイしてみた評価は以下でした。
プレイのスムーズさ | 🌟🌟🌟🌟🌟 |
---|---|
画像品質 | 🌟🌟🌟🌟🌟 最高画質対応 |
画面の広さ | 🌟🌟🌟🌟🌟 6.9インチ |
プレイしやすさ | 🌟🌟🌟 最大120Hz |
ゲームコントローラ対応 | 🌟 ※要アプリ |
ミドルレンジのスマートフォンと呼ばれる場合もあるせいか、Libero Flipは原神のプレイに必要なパフォーマンスを満たしているようです。実際にプレイすると最高画質でも快適にプレイできました。以下の動画をご覧ください。
ただし、折りたたみスマートフォンのため、プレイに力が入ってしまうと筐体が折り畳めてしまう点が唯一の難点です。



慣れれば筐体を折り畳んじゃうこともなくなるけどね
Libero Flipの購入を検討するなら以下の記事を参考にしてください。


2位 Apple iPhone SE(第3世代)


Apple社が提供する、iPhoneシリーズ唯一の現行廉価スマートフォンが「iPhone SE 第3世代」です。標準価格は5万円を超えますが、現在の実売では5万円を下回りますので、格安スマホとして扱いました。
実際に原神をプレイした評価は以下でした。
プレイ可否 | 🌟🌟🌟🌟🌟 |
---|---|
画像品質 | 🌟🌟🌟🌟🌟 最高画質対応 |
画面の広さ | 🌟 4.7インチ |
プレイしやすさ | 🌟🌟🌟 60Hz |
ゲームコントローラ対応 | 🌟🌟🌟🌟🌟 |
ミドルレンジのAndroidスマートフォンと同様に、iPhone SEも原神のプレイに必要なパフォーマンスを満たしているようです。実際にプレイすると最高画質でも快適にプレイできます。以下の動画をご覧ください。
また、iPhone版 原神はゲームコントローラに対応している点は大きなメリットです。Android版と違って、そのままコントローラで操作できる快適さは捨てがたいものがあります。
その反面、画面の狭さとリフレッシュレートの低さが弱点です。筐体が小さすぎて、誤操作しがちになってしまう点では厳しいかもしれません。



iPhone SEはゲーム向けに作られてないけど、できちゃうって感じだね
iPhone SEの購入を検討するなら以下の記事を参考にしてください。




3位 Google Pixel 7a


Google社が提供する、Pixelシリーズの廉価スマートフォンが「Pixel 7a」です。標準価格は5万円を超えますが、発売から1年近く経過した今5万円を下回ります。そのため、今回は格安スマホとして扱いました。
実際に原神をプレイしてみた評価は以下でした。
プレイ可否 | 🌟🌟🌟🌟 |
---|---|
画像品質 | 🌟🌟🌟🌟🌟 中~低画質 推奨 |
画面の広さ | 🌟🌟🌟 6.1インチ |
プレイしやすさ | 🌟🌟🌟 90Hz |
ゲームコントローラ対応 | 🌟 ※要アプリ |
Pixel 7aは、原神のプレイに必要なスペックを満たしているように見えます。それを踏まえて、実際にPixel 7aを使って、原神の検証プレイをした動画は以下です。
動画でも分かりますが、Pixel 7aでの最高画質プレイは厳しく、中画質でプレイするくらいが最適でした。



ミドルクラスと言われた格安スマホの中では、パフォーマンスにちょっと難ありだね。
とはいえ、それ以外には大きな問題点がなく、カメラ性能の良さがPixel 7aの魅力です。もしPixel 7aの購入を検討するなら、以下の記事を参考にしてください。




4位 OPPO Reno11 A


大人気のOPPO Renoシリーズの2024年モデルが、「Reno11 A」です。相変わらず、カメラ性能とコスパの良さが、その人気の理由ですが、一般的なゲームなら問題のないスペックを備えています。
プレイ可否 | 🌟🌟🌟🌟 |
---|---|
画像品質 | 🌟🌟🌟🌟 中画質 推奨 |
画面の広さ | 🌟🌟🌟🌟🌟 6.7インチ |
プレイしやすさ | 🌟🌟🌟 120Hz |
ゲームコントローラ対応 | 🌟 ※要アプリ |
Reno11 Aは、原神のプレイに必要なスペックを満たしているように見えます。それを踏まえて、実際にReno11 Aを使って、原神の検証プレイをした動画は以下です。
動画を見たら分かるように、パフォーマンスが良くなっていて、最高画質でもプレイできなくはないです。でも、ホントに快適にプレイするなら中画質に落とすのが無難でしたね。



ついにOPPO Renoシリーズも画質を犠牲にせずに、十分にプレイができる性能になってきたね。安いから学生さんにはお勧めできるよ!
OPPO Reno11 Aの購入を検討するなら、以下の記事を参考にしてください。


5位 ZTE Libero 5G Ⅳ


Libero 5Gシリーズの2024年モデルが「Libero 5G Ⅳ」です。画面の広さとコスパの良さが人気の、ZTE社が提供する格安スマホの第4世代です。
実際に原神をプレイしてみた評価は以下でした。
プレイ可否 | 🌟🌟🌟 |
---|---|
画像品質 | 🌟🌟🌟 低画質 推奨 |
画面の広さ | 🌟🌟🌟🌟🌟 6.6インチ |
プレイしやすさ | 🌟🌟🌟 90Hz |
ゲームコントローラ対応 | 🌟 ※要アプリ |
Libero 5G Ⅳは、その画面の広さとリフレッシュレートの高さで、一般的なゲームはプレイしやすいスマートフォンです。動画視聴もしやすいのが特徴です。それを踏まえて、実際にLibero 5G Ⅳを使って、原神の検証プレイをした動画は以下です。
ただし、原神に必要なパフォーマンスを満たしていないため、最高画質~中画質でのプレイは厳しいです。そのため、Libero 5G Ⅳで原神をプレイするなら、低画質~最低画質に設定すべきです。



画質は我慢すれば、プレイできるよねって感じかな
Libero 5G Ⅳの購入を検討するなら以下の記事を参考にしてください。


6位 OPPO Reno9 A


大人気のOPPO Renoシリーズの2023年モデルが、「Reno9 A」です。カメラ性能とコスパの良さが、その人気の理由ですが、一般的なゲームなら問題のないスペックを備えています。
プレイ可否 | 🌟🌟🌟 |
---|---|
画像品質 | 🌟🌟🌟 低画質 推奨 |
画面の広さ | 🌟🌟🌟🌟 6.6インチ |
プレイしやすさ | 🌟🌟🌟 90Hz |
ゲームコントローラ対応 | 🌟 ※要アプリ |
Reno9 Aは、原神のプレイに必要なスペックを満たしているように見えます。それを踏まえて、実際にReno9 Aを使って、原神の検証プレイをした動画は以下です。
動画を見たら分かるように、思いのほかパフォーマンスがイマイチでした。つまり、Reno 9Aは最低画質でなければ、原神をスムーズにプレイするのが難しいという結果でした。



OPPO Reno9 Aも画質を犠牲すれば、なんとかプレイできるって感じ
OPPO Reno9 Aの購入を検討するなら、以下の記事を参考にしてください。








7位 OPPO A79 5G


OPPO社の廉価スマートフォンの2024年モデルが「A79 5G」です。とにかくコスパの良さと大画面が人気のスマートフォンですが、一般的なゲームなら問題のないスペックを備えています。
プレイ可否 | 🌟🌟🌟 |
---|---|
画像品質 | 🌟🌟 最低画質 推奨 |
画面の広さ | 🌟🌟🌟🌟🌟 6.7インチ |
プレイしやすさ | 🌟🌟 90Hz |
ゲームコントローラ対応 | 🌟 ※要アプリ |
この評価結果を踏まえつつ、実際にOPPO A79 5Gを使って、原神の検証プレイをした動画は以下です。
OPPO A79 5Gも、OPPO Reno9 Aと同様に、原神プレイではイマイチでした。最低画質でなければ、スムーズにプレイするのが難しいという結果です。



さすがに廉価モデルでプレイするのは厳しいよね。動くだけマシかな…
OPPO A79 5Gの購入を検討するなら以下の記事を参考にしてください。


8位 SHARP AQUOS wish3


SHARP社の廉価スマートフォンの2023年モデルが、「AQUOS Wish3」です。小さくて頑丈なボディが人気のスマートフォンです。
プレイ可否 | 🌟 |
---|---|
画像品質 | 🌟🌟 最低画質 推奨 |
画面の広さ | 🌟🌟 5.7インチ |
プレイしやすさ | 🌟 60Hz |
ゲームコントローラ対応 | 🌟 ※要アプリ |
AQUOS Wish3の原神プレイは、正直イマイチでした。最低画質でなければ、スムーズにプレイするのが難しい上に、画面が小さくてプレイしにくいです。
AQUOS Wish3は、まず数十GBを消費する原神のインストールで躓きます。容量不足になってしまうため、かなりアプリやデータを消さないとインストールすらできません。さらに、原神だけで大半のディスク容量を消費してしまいます。



ホントに動いただけマシって感じ。このスマートフォンで、実際に原神をプレイし続けるのは無理があるよね…
AQUOS Wish3の購入を検討するなら以下の記事を参考にしてください。




プレイ不能: Xiaomi Redmi 12C


Xiaomi社の廉価スマートフォンの2023年モデルが「Xiaomi Redmi 12C」(以下、Redmi 12C)。安価さと画面の広さが特徴のスマートフォンです。
プレイ可否 | NG |
---|---|
画像品質 | - |
画面の広さ | 🌟🌟🌟🌟🌟 6.71インチ |
プレイしやすさ | - 60Hz |
コントローラ対応 | - |
Redmi 12Cは、まず数十GBを消費する原神のインストールで躓きます。容量不足になってしまうため、かなりアプリやデータを消さないとインストールすらできません。
なんとか原神を動作させようとインストールまで完了しても、起動に失敗して動作しませんでした。



何度も試したんだけど、無理だったんだよね…
そのため、Xiaomi Redmi 12Cで原神はプレイできないという結論になりました。
原神をプレイするなら標準価格5万円以上の元ミドルクラスを狙え
本記事では、「原神が快適に遊べる格安スマホはどれ?」というテーマで検証した結果を紹介しました。その結果、以下の3台が快適に原神をプレイできるスマートフォンと判明しました。
- ZTE Libero Flip
- Apple iPhone SE 第3世代
- Google Pixel 7a
これらは標準価格では5万円を上回っていた、元ミドルクラスのスマートフォンでした。この傾向から原神にはミドルクラス以上の性能を持つ格安スマホが必要となる事実が分かります。
また本記事では、以下の条件を満たせれば、多くの格安スマホで原神をプレイできる事実も判明しました。
- プレイ中の描画性能にこだわらない
- 128GB以上のデータ容量(ROMサイズ)を搭載している
- インターネットに安定して接続できる



コスパとゲームプレイの快適さは、完全にトレードオフだから仕方ないね…
今後、筆者に検証してみて欲しい格安スマホがありましたら、この記事評価してコメントしてください。



ホントはもっと色んな格安スマホで試してみたいと考えてるよ!