iPhone13を買って初期設定のままですか?
使用方法は人それぞれですが、その使い方に合わせた設定が必要です。
でも、細かく設定を調整するのは面倒くさいですよね?
そこでこの記事では、iPhone13を使っている人が絶対にしておくべき設定のうち、iPhone13の使い勝手を損なわずにバッテリー駆動時間を延ばす設定をご紹介します。
もし知らない設定があれば、ぜひこれを機会に試してみてください。
なお、iPhone13をこれから購入する人はこちらの記事もご覧下さい。
iPhone13はバッテリー性能が大幅に改善したのか?
iPhone13では、「バッテリー駆動時間が延びた」ことを特徴の1つに挙げています。
iPhone13とiPhone12をカタログスペックで比較した場合、下記の通りとなります。
シリーズ | スタンダード | mini | Pro | Pro Max |
---|---|---|---|---|
iPhone13 | 19時間 | 17時間 | 25時間 | 28時間 |
iPhone12 | 17時間 | 15時間 | 17時間 | 20時間 |
いずれのモデルでも大幅な性能アップを果たしている!と言っても、過言ではありません。
しかし、昨今のAndroid端末と比較すると、iPhoneシリーズは全般的にバッテリー駆動時間が長いとは言いがたいのも事実です。
一概には言えませんが、OPPO Reno5Aなど廉価モデルのAndroid端末であれば、iPhone13 Pro Maxの倍以上もバッテリー駆動時間が長いものもあります。
そのため、iPhone13であっても、バッテリー駆動時間を延ばす工夫は必要不可欠となっています。
iPhone13のバッテリー駆動時間を延ばせるたった3つの設定とは?
iPhone13には便利な機能や設定が沢山ありますが、その分バッテリー消費が激しいものもあります。
その中でも、今回バッテリーの消費を抑えるために調整したい設定は、以下の3項目です。
これらを適切に設定すれば、iPhoneの寿命も長持ちさせられることができそうです。
おすすめ設定1. リフレッシュレートの制限
設定方法だけ知りたい方はこちら。
リフレッシュレートとバッテリー消費の関係
「リフレッシュレート」とは、1秒間に画面表示を書き換える回数のことです。描画速度
iPhone13(Pro/Pro Max)の場合、はリフレッシュレートが最大120Hz(1秒間に120回)という高い表示性能が特徴です。
このリフレッシュレートは表示する内容に合わせて自動で変化するため、通常使っているだけでは実感しづらいかもしれません。
しかし、次の違いは体感しやすいはずです。
- ブラウザやSNSアプリなどでの縦スクロールの滑らかさ
- ホーム画面の横スクロールの滑らかさ
- ゲーム画面の滑らかさ(リアルタイム対戦ゲームやFPSなど)
しか、良いことばかりではありません。
リフレッシュレートの高さに比例して、少なからずバッテリー消費が激しくなるわけです。
ディスプレイの表示回数が多くなる分、電力を消費しやすくなるのは当然ですよね。
そのため、次のような人はリフレッシュレートを120Hzで利用する必要はありません。
- 高リフレッシュレートが必要なアプリを使用しない人
- まったくゲームをしない人
- 画面の滑らかさに気づかない、または不要だと感じる人 など
これらに該当するiPhone13(Pro/Pro Max)ユーザーは、リフレッシュレートを制限してバッテリー消費を抑える設定を行いましょう。
リフレッシュレートを抑える方法
リフレッシュレートを可変設定にしたまま使用していると、画面をスクロールさせた時などに120Hzで描画させてしまうことになります。そうなると、バッテリーを都度多く消費してしまいます。
そこで、リフレッシュレートの可変設定を変更して、描画速度を制限します。
まずは設定アプリを開いて、「アクセシビリティ」をタップします。
120Hzのフレームレートに目が慣れてきてしまうと、残像がくっきり見えてしまうはずです。
しかし、すぐに気にならなくなりますので、気にせずそのまま使いましょう。
おすすめ設定2. バッテリー最適化の解除
バッテリー最適化は駆動時間を短くする
「バッテリー最適化」とは、バッテリーの充電率を80%までに抑えることによって、バッテリーの寿命を長くする設定です。
そのため、バッテリーの寿命を延ばすために活用したい設定です。
反面、iPhone13で改善されたバッテリー駆動時間の長さが生かされない状態となってしまいます。
初期設定では「バッテリー最適化」は有効になっていますから、iPhone13での改善点が無効な状態になってしまっているわけです。
どちらのメリットを取るかは悩ましいところですが、駆動時間を延ばすなら「バッテリー最適化」は無効にしましょう。
バッテリー最適化を無効化する方法
先に記載した通り、「バッテリー最適化」は初期設定では有効になっています。
設定アプリを開き、「バッテリー」をタップします。
次に、「バッテリー」画面の中から「バッテリーの状態」をタップします。
「バッテリーの状態」画面で「バッテリー充電の最適化」をタップして無効にします。
以上で、「バッテリー最適化」の無効化は完了です。
これでバッテリーを100%まで充電できるようになりましたから、iPhone13の改善されたバッテリー性能を最大限生かすことができます。
おすすめ設定3. ダークモードの活用
ダークモードの効果は大きい
「ダークモード」には、スマートフォンのバッテリー消費を抑える効果があることは研究成果が出ています。
その効果の裏付けは上記の記事にお任せしますが、ダークモードの効果はこれだけではありません。
有機ELディスプレイ特有の焼き付きの軽減効果があります。
iPhone13は、焼き付きにくい有機ELディスプレイだと公表されています。
しかし、完全に焼き付きリスクが無くなったわけではありませんから、ダークモードを積極的に活用して、リスクを軽減したいですよね。
ダークモードの設定方法
設定アプリを開き、「画面表示と明るさ」をタップします。
次に「画面表示と明るさ」画面の「外観モード」のうち、「ダーク」を選択します。
なお、ここで「自動」を選択すると、時間帯によって外観モードを自動切り替えが行えます。
しかし、バッテリー消費を抑えたいなら「自動」は無効にしておきましょう。
おまけ. 有機ELディスプレイの焼き付き防止設定
有機ELディスプレイの焼き付き防止を狙うなら、下記の項目を設定することによって更に軽減することが可能です。
- ダークモードの有効化
- True Toneの有効化
- 画面の明るさの自動調節を有効化
- 自動ロックの時間短縮(30秒)
- 暗い色の壁紙を設定する
一度焼き付いてしまったら、その有機ELディスプレイが元に戻ることはありません。
使い勝手とのトレードオフになりますが、許容できる設定は積極的に活用しましょう。
おすすめしない「iPhone13の駆動時間を延ばす設定」
この他にもiPhone13のバッテリー駆動時間を延ばす設定は、たくさんあります。
しかし、以下の設定を行うと使い勝手が悪くなるため、筆者はおすすめしません。
設定項目 | おすすめしない理由 |
---|---|
低電力モードの有効化 | 通知ほかバックグラウンドの処理が 実行されなくなって困る |
Siriの無効化 | Siriの機能が使えなくなる |
画面の明るさの 自動調節の無効化 | 勝手に明るくしない代わりに、 勝手に暗くもしないので電力消費 が大きくなるリスクあり |
自動ロック時間の最短か | 自動ロックを30秒にするのは 使い勝手をかなり損う |
Wi-Fiの無効化 | モバイルでない限り、Wi-Fi必須 |
Bluetoothの無効化 | Bluetooth機器があるなら必須 |
AirDropの無効化 | Apple製品を複数保有するなら必須 |
位置情報サービスの無効化 | 地図アプリほかで必須 |
バッテリー消費の多いアプリの無効化 | 利用頻度が高いアプリがバッテリー 消費が多いため、実際には無効化 できない |
上記の設定のうちで「自分はこの機能は使わないから設定する」という方もいるでしょうから、それぞれの状況に合わせて活用してください。
iPhone13の駆動時間と利便性のバランスが大切
iPhone13のバッテリー駆動時間を延ばすための設定について、「おすすめする」「おすすめしない」の両方についてご紹介しました。
全てではありませんが、バッテリー駆動時間と利便性はトレードオフになりやすいことが、ご理解いただけたのではないでしょうか。
そのため、より長いバッテリー駆動時間を求めるなら、自分の使い方に合わせて調整せざるを得ないのが実状です。
しかし、下記をすべて考慮した設定をいきなり行うのは無理があります。
- どれくらいの時間で使うのか
- どのような用途で使うのか
- どんな場所で使うのか
そこで先に紹介した「3つのおすすめ設定」であれば、とりあえず設定したとしても利便性が落ちる心配はないので安心です。
そのため、まずは「3つのおすすめ設定」を設定した上で、細かい調整を徐々に行っていくのが最適化するコツです。
そうやって自分に合うように設定を調整して、皆様がより便利に、より長い時間 iPhone13を使いこなせることを願っております。
とはいえ、iPhone13のバッテリー駆動時間には限界がありますから、無理せず、バッテリーを活用するのも手です。
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他にもたくさん良いバッテリーがありますから、こちらで探して手に入れましょう。
最後まで読んでいただいて、誠にありがとうございました。