ZTE社の「Libero 5G Ⅲ」は、有機ELの大画面と大容量バッテリーを搭載したAndroidスマートフォンです。ミニタブレットに近い大画面を備えながら、非常に安価なのが最大の魅力です。
筆者が使いこんだ結果では、このLibero 5G Ⅲの主な長所と短所は以下でした。

格安スマホ収集が大好きな いつもの匠 です。
前モデル「Libero 5G Ⅱ」が良かったので、Libero 5G Ⅲも気になって購入しました。
この記事では実際にLibero 5G Ⅲを使った筆者が、Libero 5G Ⅲは実用に耐えられるかを徹底検証し、その結果を紹介します。この記事を読めば、Libero 5G Ⅲの不明点や疑問が必ず解決できます。
ただし、Libero 5G Ⅲは既に販売終了となっています。代替モデルとして以下2機種をオススメしてますので、ぜひレビュー記事をチェックしてください。


Libero 5G Ⅲはコストパフォーマンスを追求したエントリーモデル
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Libero 5G Ⅲは、2022年末に Y!mobile(ワイモバイル)から発売されたスマートフォンです。中国の有名メーカー「ZTE」が製造しています。
Libero 5G Ⅲと前モデル:Libero 5G Ⅱの違いは以下です。
Libero 5G Ⅲ(最新) | Libero 5G Ⅱ(旧モデル) | |
---|---|---|
サイズ | 168×78×9.1mm | 169×78×8.8mm |
重量 | 約207g | 約200g |
カラー | ホワイト/ブラック/パープル | ホワイト/ブラック/ピンク |
ディスプレイ | 約6.67インチ 有機EL 解像度2,400×1,080(フルHD+) | 約6.67インチ TFT(液晶) 解像度2,400×1,080(フルHD+) |
バッテリー | 4,120mAh | 3,900mAh |
メインカメラ | メインカメラ1,300万画素 被写界深度カメラ 200万画素 マクロカメラ 200万画素 | メインカメラ 1,600万画素 被写界深度カメラ 200万画素 広角カメラ 800万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 800万画素 |
5G | 対応(ミリ波非対応) | 対応(ミリ波非対応) |
CPU | Dimensity 700(オクタコア)2.2GHz+2.0GHz | Dimensity 700(オクタコア)2.2GHz+2.0GHz |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 64GB | 64GB |
SDカード | 最大1TB | 最大1TB |
生体認証 | 液晶内指紋認証 | サイドボタン指紋認証 |
イヤホンジャック | 非搭載 | 非搭載 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
防水・防塵 | IPX5,PX7/IP5X | IPX5,PX7/IP5X |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
※赤字が差分箇所
これらの特徴の中でも、前モデルから大きく進化した有機ELとディスプレイ内指紋認証、トリプルカメラ搭載を紹介します。
有機ELで快適な動画視聴
鑑賞体験の良さがLibero 5G Ⅲ最大の魅力です。
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Libero 5G Ⅲの大画面ディスプレイは、iPhone14 Pro Maxより大きい6.67インチです。その大画面ディスプレイを、高画質・省電力な有機ELで実現することで、最高の鑑賞体験を提供しています。

有機ELはまだ高価だから、エントリーモデルのスマートフォンに搭載されるのは貴重だね!
この有機ELと6.67インチ大画面で、Libero 5G ⅢはYouTubeやNetflixなどの動画視聴を快適にしてくれます。
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Libero 5G Ⅲの大画面の広さと画質の良さによって、エントリーモデルとは思えないほど快適な動画視聴を体験させてくれます。

大きい画面だと大きな文字で読めるから、老眼でも安心!
ロック解除しやすいディスプレイ内指紋認証
ディスプレイ内指紋認証で、Libero 5G Ⅲがより便利になりました。
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Libero 5G Ⅲのディスプレイ内指紋認証が、利用者に提供してくれるメリットは以下の2つです。
- 右利き、左利き問わず、指紋認証でロック解除しやすい
- 指紋認証でアプリのクイック起動ができる
前モデル(Libero 5G Ⅱ)のサイドボタンの指紋認証は、スマホを左手で持ったときには使いにくさを感じました。また、反応が少し遅い場面もありました。
一方、Libero 5G Ⅲは利き手に依存しないため、スムーズに指紋認証ができます。
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サイドボタンの指紋認証が使いにくかった人には嬉しい改良だね!
指紋認証で「クイック起動」できるようになった点も、利用者の利便性アップしてくれています。この機能によって、スムーズに目的のアプリを開けるようになりました。
つまり、Libero 5G Ⅲでは目的のアプリを起動する時間を短縮してくれる機能として、ディスプレイ内指紋認証が役立ちます。
トリプルカメラ搭載
Libero 5G Ⅲはトリプルカメラ(3眼レンズ)を採用して、より多彩な写真撮影が可能になりました。
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レンズ | 画素数 | 特徴 |
---|---|---|
1. メインカメラ | 1,200万画素 | 高画質で鮮やかな写真撮影ができる |
2. 被写界深度カメラ | 200万画素 | 背景ぼかしが可能で、被写体を際立たせられる |
3. フラッシュ | – | – |
4. マクロカメラ | 200万画素 | 被写体に寄った近接撮影が可能 |
日常の撮影や記念撮影、とっさの写真や動画の撮影はスマートフォンが基本です。

カメラ機能は絶対に良い方が良い!
Libero 5G Ⅲはそんな期待に応えて、エントリーモデルながらトリプルカメラ(3眼レンズ)を搭載しています。
Libero 5G Ⅲは新たに200万画素マクロカメラが搭載しました。このマクロカメラによって、被写体に近づいた撮影が可能になりました。
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Libero 5G Ⅲ 気になる性能の検証結果
Libero 5G Ⅲは極めて性能が良く、快適に使用できるいスマートフォンです。しかし、カタログスペックだけでは、その性能に不安を感じるでしょう。そこで以下の性能について、検証しました。
1日使い続けられるバッテリー性能か

バッテリーがちゃんと1日持つのか不安だわ…
こんな不安を抱える人のために、筆者はLibero 5G Ⅲをバッテリー残量100%の状態から1日使用してみました。
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8時から21時までの出勤から帰宅までを想定した、現実的な検証を実施しました。
- 朝8時 出勤時
- YouTube視聴、約1時間
9時前に会社に到着し、スマートフォンを確認すると、バッテリー残量は89%でした。約1時間の使用で10%以上を消費しています。
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動画視聴は通信を絶えず行うから、バッテリーの減りは速くなるよ!
10%の消費を多く感じる人もいるかもしれませんが、10時間は動画視聴できると考えれば問題ありません。
- 勤務中
- インターネット検索。使用時間は約30分
勤務中は調べ物を Libero 5G Ⅲ でしました。

勤務中だったから写真は撮れなかったけどね
- 13時 昼休み(1時間)
- 昼食購入のキャッシュレス決済
- 音楽鑑賞&SNS
昼休み終了前にバッテリー残量は64%でした。
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1日の折り返しでバッテリーは半分以上残っていたから、問題なく1日使えそうだよね。
筆者の体感では、動画視聴よりも複数のアプリを同時使用する方がバッテリーの減りが早いと感じました。
- 15時半 小休憩
- 約30分の休憩の合間に「ポケモンGO」をプレイ
休憩終わりの16時にバッテリー残量を確認すると、58%の表示。思っていたよりもバッテリーが残っていました。
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ゲームをプレイしましたが、本体の動きもカクついたりすることなく、スムーズな動きでした。
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ゲームはもっとバッテリーの消耗が激しいと思っていたけど、案外減らなかったよ。意外だよね。
- 20時勤務終了〜帰宅
- YouTube 1時間
帰宅後のバッテリー残量は47%でした。
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以上の検証結果から、Libero 5G Ⅲは1日中使っても安心なバッテリー性能を有している事実が分かりました。また、1日経過した後も50%近くバッテリーは余力を残していました。
この検証結果から、Libero 5G Ⅲはバッテリーが劣化しても1日は使い付けられるくらいには、バッテリー性能が良さそうだと確信できました。

この結果なら、バッテリー持ちは心配しなくて大丈夫!
ゲームは快適にプレイできるか
「エントリーモデルのスマートフォンでも快適にゲームができる」かを検証してみました。筆者が今回プレイしたのは以下のゲームです。
プレイしたゲーム | Apex Legends Mobile Underworld |
---|---|
初リリース日 | 2022年5月17日 |
開発元 | Respawn Entertainment |
プラットフォーム | Android、 iOS |
ジャンル | シューティングゲーム、 Multiplayer online game |
シリーズ | タイタンフォール |
販売元 | エレクトロニック・アーツ |
このゲームはスマートフォンに大きな負荷がかかりやすい、高解像3Dグラフィックスが特徴のアプリです。そのため、今回の検証に適しています。

このゲームが問題なくプレイできたら、他のゲームは大体大丈夫だよ!
実際に筆者がしたゲームプレイの様子は、以下の動画をチェックしてください。
ご覧の通り、ゲームをプレイ中に動作がカタつく場面がありましたが、想像していたよりスムーズに動作しました。エントリーモデルでこれだけのプレイができれば十分です。
この結果から「非常に快適!」とまでは言えないまでも、十分に楽しめる水準と言えます。

もっとゲームをサクサク快適に遊びたい人は、もっと高価で高性能スマートフォンを選ぶしかないよね。
カメラは高性能か
旅行や自宅の誕生日パーティなど、もはやスマートフォンでカメラ撮影は当たり前。カメラ機能は少しでも高性能な方がいいです。
Libero 5G Ⅲはトリプルレンズ搭載スマートフォンです。その実力を検証してみました。以下は1,200万画素メインカメラで撮影した写真です。
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1つ1つの石の色がくっきり再現されていて、きれいな写真が撮影できました。
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こちらは暗めの場所で、似たような色合いが多い風景を撮影しましたが、色彩や光の反射が鮮やかな写真が撮影できています。
Libero 5G Ⅲはエントリーモデルのスマートフォンです。正直なところ、筆者はカメラ性能には期待していませんでした。しかし、この精細さなら普段使いにも十分対応できるカメラだと断言できます。

メインカメラは申し分なし!旅行先の写真もきれいに撮影できるよ!
次に200万画素被写界深度カメラの写真をご覧ください。
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被写界深度カメラで撮影したところ、背景をいい感じにボカした写真を撮影できました。この写真の撮影方法はたった2ステップで簡単な点もLibero 5G Ⅲの特徴です。
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- カメラ撮影時にポートレートモードに切り替える
- 被写体にピントを合わせて撮影する
この手順だけで誰でも簡単に、背景をボカした雰囲気の良い写真が撮影できます。

スマートフォン初心者でもかんたん!
最後にLibero 5G Ⅲで新たに搭載された、200万画素マクロカメラの実力を検証しました。
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正直、筆者はLibero 5G Ⅲのマクロ撮影性能の良さに驚きました。花の細かい色合いも精細に再現され、草の綿毛の細かい部分まで表現できています。

マクロカメラはフリマアプリに出品する商品を撮影するのにすごく便利だね!
マクロ撮影も手順は簡単で、撮影画面から「その他」→「マクロ」の順にタップして、あとは撮影するだけです。
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カメラ機能を確認しましたが、中国製スマホはカメラ性能が悪いとは感じませんでした。また使い方もシンプルで、誰にでも簡単んに使える仕様になっています。

日常使いに困らないカメラ性能だよ!
防水機能はお風呂でも使えるか

防水機能はお風呂でも使えるの?
LIbero 5G Ⅲの「IPX5/IPX7の防水仕様」について検証しました。
IP規格とは(クリック/タップで開く)
IP規格は、電気製品や電子機器などの防水性能を表す国際的な規格です。IPは(International Protection)の略で、防塵・防水機能を両方備える場合IP68などと表示されます。また、防水機能だけを表す場合はIPX7、防塵機能だけを表す場合はIP5Xなど、「Xと数字」の位置が入れ替わって表示されます。数字が大きくなるほど高い防水、防塵機能を備えているという意味になります。
保護等級 | IPコード | 保護の特徴 |
---|---|---|
0 | IPX0 | 保護機能なし |
1 | IPX1 | 垂直から落ちてくる水滴による有害な影響がない |
2 | IPX2 | 垂直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
3 | IPX3 | 垂直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
4 | IPX4 | あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない |
★5 | IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない |
6 | IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
★7 | IPX7 | 一時的に一定の水深で水没しても内部に浸水しない |
8 | IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水しない |
Libero 5G Ⅲは噴流水に対応する「IPX5」と、水没に対応する「IPX7」の2種類の防水機能が備わっています。
今回、お風呂での使用を想定した検証をしました。まずはシャワーによる噴流水の検証です。
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シャワーを勢いよくLibero 5G Ⅲにかけましたが、問題なく動画再生が続きました。

実際にシャワーをかけるのは心配だったけど、ぜんぜん大丈夫だったよ
ただし、シャワーをかけている最中、タッチパネルが水の勢いで誤作動を起こす場面がありました。
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約2分シャワーをかけた結果、水圧で誤作動はありました。しかし、壊れる様子もなく問題ありませんでした。
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水圧で壊れないか心配だったけどまったく問題なかったよ!
次に、Libero 5G Ⅲを実際にお風呂に浸けて、水没に耐えられるか検証しました。
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動画を再生したまま浴槽に沈めると、水中で動画再生が続きました。約3分沈め続けた結果、浸水することなく、検証終了後も普段と変わらず使用できました。

みんなは真似しないでね!
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充電コードの差し込み口は水分が残っているため、しっかり乾燥させてから充電した方が良さそうでした。
検証した結果、お風呂で使っても問題なしの防水性能でした。

これならお風呂でも最高の観賞体験ができるね
ただし、防水機能を活かすため、以下に注意してください。
- SIMトレイは完全に閉じた状態で使用する
- シャンプーや石鹸など、水以外の水分には気を付ける
- 使用後は本体を拭いて水分を残さない
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SIMトレイを完全に押し込めていなかったため、浸水してしまう場合もあるようです。また、IP規格は真水による試験しか行っていないため、水以外の水分には注意が必要です。
水没を気にせず使いたい人は防水ケースを用意して対応するといいでしょう。


防水だからって、お風呂で充電しながら使ったらダメだよ
Libero 5G Ⅲ レビュー
筆者がメインスマホとして使いこんだ経験に基づいて、Libero 5G Ⅲの良かった特徴を紹介します。
有機ELの大画面で見る映画が美しい
Libero 5G Ⅲ最大の特徴「有機ELの大画面」で見る映画は、とにかく美しくて満足度が高いです。
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筆者の趣味はAmazon Primeでの映画鑑賞です。大画面液晶のキレイさから、リビングの液晶テレビでばかり映画を観ていました。ただ、いつも腰を据えた映画鑑賞を強いられ、不便さを感じていました。


ベッドサイドで手軽に観たい映画もあったんだよね
Libero 5G Ⅲは持ち運べる大画面の有機ELですから、どこでも美しい画面で映画が楽しめる液晶テレビの代わりにもなります。(地上波は視聴できませんが)
液晶テレビでしっかり観る映画だけでなく、ベッドサイドにLibero 5G Ⅲを置いて軽く映画を楽しめるようになりました。この手軽に美しい画面を楽しめるのが、Libero 5G Ⅲの魅力です。


防水性能が高いから、洗面所やキッチンで美しい映像を楽しめるよ
指紋認証からの「クイック起動」が便利
Libero 5G Ⅲの指紋認証は、認証直後にアプリ起動できる「クイック起動」を搭載しています。このクイック起動は最大5個までアプリを設定できる便利機能で、筆者のお気に入りです。


これまで顔認証やボタンセンサー型指紋認証のスマートフォンを使ってきた筆者ですが、このクイック起動は新鮮でした。なぜならよく使うアプリを1ステップで起動できる便利さを体験できたからです。
この機能が効果を発揮しやすいのは、キャッシュレス決済を使う場面です。クイック起動あり/なしで、その手順を比較すると違いが明らかです。
◆ クイック起動なし
- 顔認証でロックを解除
- アプリを探す
- アプリを起動する
- 決済する
◆ クイック起動あり
- 指紋認証してアプリ起動する
- 決済する
たった2ステップ省略できるだけに見えますが、あわてやすいタイミングでのこの差は大きいと感じました。


数秒~数十秒の違いのはずだけど、だいぶ違って感じるよ
このクイック起動でPayPayや楽天ペイを快適に利用できるため、筆者はスマホだけで前より気軽にコンビニやスーパーに行けるようになりました。
安いから気兼ねなく使えて安心
Libero 5G Ⅲは、ワイモバイルなら24,480円で格安に買えるのが最大の魅力です。しかも、セール価格なら機種料金1円※という破格な値段設定です。
※プラン料金など購入条件があるので注意
近年10万円以上の高性能スマートフォンが多い中、有機EL搭載なのにここまで安い機種は他にありません。


スペアに複数台持ちたくなるくらいの安さだね!
Libero 5G Ⅲは破損や水没の恐れがある使い方であっても、気兼ねなく使えます。なぜなら、壊れて買い換えても費用が安く済むからです。次の用途なら絶対に損しません。
- YouTubeを見せるなど子供に使わせる(破損リスク)
- バイクのスマホスタンドに取り付けて使う(落下リスク)
- キッチンや洗面所などの水場で使う(水没リスク) など
ただし、Libero 5G Ⅲは既に販売終了となっています。代替モデルとして以下2機種をオススメしてますので、ぜひレビュー記事をチェックしてください。




Libero 5G Ⅲ イマイチなポイント
筆者が実際に使い込んだ経験から、Libero 5G Ⅲのイマイチだったポイントを紹介します。
外部スピーカーがイマイチ
残念ながら、Libero 5G Ⅲの外部スピーカーはモノラルです。そのため、映画や動画のサウンドに迫力がありません。
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不満を覚えるレベルではありませんが、外部スピーカーの音も良かったら最高だったのに…と思いました。


外部スピーカーで聴く場合とイヤホンで聞く場合とでは、音の満足度が全然ちがうよ。
ワイヤレスイヤホンを使用すればステレオで聴けるので、あまり問題にはなりにくい短所です。
Libero 5G Ⅲにイヤホンジャックは非搭載です。イヤホンを使用して音楽や動画を楽しみたい場合は、ワイヤレスイヤホンを用意しましょう。
ボタンセンサー型の指紋認証ではない
Libero 5G Ⅲのディスプレイ内指紋認証では、指を画面に当てる操作が不便に感じるときがあります。
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Libero 5G Ⅲのディスプレイ内指紋認証ですが、前モデルのLibero 5G Ⅱはサイドボタンに指紋認証センサーを搭載していました。筆者はサイドボタンの指紋認証はボタンを押す動作と認証の動作が1回で済むため、使い勝手の良さを感じていました。
便利だったボタンセンサー型指紋認証がディスプレイ内の指紋認証に変わり、少し指の動きが多くなってしまいました。わずかですが、わずらわしさを感じることがありました。


指紋認証の感度はすごく良いし、単なる慣れの問題だけどね。
ゲームの動作が遅くなるときがある
Libero 5G Ⅲでのゲームプレイは快適さに欠ける場合があります。
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筆者はよくスマートフォンのゲームをプレイしますが、Libero 5G Ⅲではスペック不足を感じてしまいました。これは少し専門的になりますが、RAMが4GBと小さく、SoCも非力なのが原因です。
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RAMとは?
「RAM」は、スマートフォンの部品の1つで、一般的に作業机に例えられるケースが多いです。RAMが小さいと、スマートフォンが処理するデータや情報の量が増えるにつれて、動作が遅くなりやすくなります。つまり、ゲームには不向きといえます。
RAMが大きいスマートフォンだと、高速で動作する大きいデータやアプリケーションを同時に処理できる能力が高い反面、バッテリーの消耗が激しくなる、価格が高くなりやすいといった難点があります。
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SoCとは?
「SoC(System on Chip)」とは、スマートフォンの中で中心的な役割を担う「マイクロプロセッサー」と、その周辺の部品を一つにまとめたものです。つまり、スマートフォンの中枢部分にあたり、様々な処理を担当しています。
例えば、スマートフォンのアプリを起動したり、画面をタップしたりすると、SoCがその指示を受け取り、必要な処理を行います。また、スマートフォンの通信機能やカメラ機能もSoCが担当しています。
このスペック不足は、複数のアプリを起動させたり、複雑な処理をさせたりした場面で多く感じました。筆者はLibero 5G Ⅲで3Dゲーム「Apex Legends Mobile(現在はサービス終了)」をプレイしていましたが、動作が不安定になっていました。



正直ストレスを感じたよね
普段の使い方はもちろん、普通のゲームをプレイするなら問題ありません。しかし、「スマートフォンで3D映像やキレイなゲームを快適にプレイしたい!」と考えるなら、別の高性能スマートフォンを検討すべきでしょう。
Libero 5G Ⅲはどんな人におすすめ?
筆者がLibero 5G Ⅲを使いこんでわかった、おすすめできる人、おすすめできない人を紹介します。
Libero 5G Ⅲをおすすめできる人
Libero 5G Ⅲは以下の人におすすめです。
- SNSやネット検索メインのライトユーザー
- 壊れても気にならないサブスマホを探している人
- 大画面で高画質な動画を楽しみたい人
Libero 5G ⅢはSNSやネット検索、動画視聴など、一般的な用途において快適に使用できました。コストパフォーマンスも優秀なため、ライトユーザーには自信を持っておすすめできます。


カメラ機能やバッテリー持ちが良いのもおすすめポイント!
壊れるリスクを考えずに気兼ねなく使える点も嬉しいよね!
Libero 5G Ⅲをおすすめできない人
Libero5G Ⅲは以下の人にはおすすめできません。
- ゲームを快適に楽しみたい人
- たくさんのアプリをダウンロードしたい人
- 中国製品に抵抗がある人
Libero 5G Ⅲはあくまでエントリーモデルのため、本体の性能を求める人にはおすすめできません。また、中国製品に抵抗があるのであれば、辞めておきましょう。


中国製のスマートフォンに抵抗がある人も、1度は使ってみてほしいけどね…
また、本体のストレージ容量(ROM)が64Gと少ないため、アプリをたくさんダウンロードするとスマートフォンの動きが遅くなってしまう場合があります。たくさんアプリや高負荷なゲームを快適に利用したいなら、iPhone14のようなハイスペックな別モデルを選びましょう。


Libero 5G Ⅲのよくある質問
LIbero 5G Ⅲのよくある質問に回答します。
Libero 5G Ⅲはメイン機にもサブ機にもおすすめ
Libero 5G Ⅲを使った結論は、メインにもサブにも使える優秀な5Gスマートフォンです。


Libero 5G Ⅲはエントリーモデルという位置付けながら、有機EL液晶やディスプレイ内指紋認証、トリプルカメラなどを搭載しています。高機能・高コストパフォーマンスなLibero 5G Ⅲは高評価でした。
普段ネットサーフィン/SNS/動画視聴が主な用途であれば、バッテリーが1日しっかり持つLibero 5G Ⅲは、メイン端末として十分使えるスマートフォンです。
またLibero 5G Ⅲはサブ端末にも最適です。価格が安く、「ショッピング中に子供に動画を見せる」「バイクのスマホスタンドに固定する」など、スマートフォンが壊れる可能性がある場面でも安心して利用できます。


高価なスマートフォンが壊れたら悲しいもんね。
筆者が調査した結果、以下のいずれかに該当する人にLibero 5G Ⅲがおすすめです。
- スマートフォンをできるだけ安く手に入れたい人
- 大画面で液晶がきれいなスマートフォンが欲しい人
- 気兼ねなく使えるサブ用のスマートフォンが欲しい人
- ゲームの快適さは求めない人
- 国内メーカーにこだわらない人
サブ機が欲しい場合はもちろん、スマートフォンを初めて持つ両親や友達にもおすすめできます。
ただし、Libero 5G Ⅲは既に販売終了となっています。代替モデルとして以下2機種をオススメしてますので、ぜひレビュー記事をチェックしてください。



