2024年12月発売の「OPPO Find X8」は、日本では約3年ぶりとなるOPPOシリーズのフラッグシップモデルです。高級カメラメーカー「ハッセルブラッド」と共同開発したカメラや、高性能チップ「Dimensity 9400」を採用しています。

OPPO好きの いつもの匠 です。
OPPO Find X8は、発売から3ヶ月使いこんで今イチ押しのスマートフォンです!手放せない!
本記事では、OPPO Find X8で実際に撮影した作例をもとに、カメラの実力を徹底検証した結果を解説します。この記事を読めば、OPPO Find X8のリアルなカメラ性能がわかります!
OPPO Find X8の購入を検討中なら、以下の記事も併せて参考にしてください。


OPPO Find X8 カメラ|待望のOPPOフラッグシップモデルのカメラスペックをチェック
OPPO Find X8は、広角・超広角・望遠のトリプルカメラを搭載しています。画素数は、いずれも約5,000万画素と高画素です。


インカメラは約3,200万画素と、1,200万~4,800万画素のハイエンドモデルが多い中では画素数は高めです。


その他、詳しいスペックは以下です。
カメラ仕様 | 詳細 | |
---|---|---|
リアカメラ | 広角 | 約5,000万画素 (F値/1.8) |
超広角 | 約5,000万画素 (F値/2.0) | |
望遠 | 約5,000万画素 (F値/2.6) | |
インカメラ | 約3,200万画素 (F値/2.4) | |
手ぶれ補正 | 広角・望遠カメラ:光学式 ※超広角カメラ・インカメラは非搭載 | |
ズーム(最大) | 光学:約3.0倍 デジタル:最大120倍 | |
HDR | 対応 |
OPPO Find X8は、スウェーデンの高級カメラメーカー「Hasselblad(ハッセルブラッド)」とコラボしたカメラシステムを搭載しています。さらに、AIを活用した写真編集も充実しており、本格的なカメラスペックを求める場合も満足できます。
Hasselblad(ハッセルブラッド)とは?(クリックタップで開く)
Hasselblad(ハッセルブラッド)とは、スウェーデンに本社を置く老舗の高級カメラメーカーです。主に中判フィルムを使用するカメラを製造しており、その画質の高さからプロ写真家やハイアマチュアに愛用されています。NASAの宇宙開発プロジェクトにも採用され、月面着陸の際に使用されたカメラとしても有名です。
特徴
- 中判フィルム:35mmフィルムよりも大きなフィルム。より多くの光を取り込めるため、高画質で豊かな階調表現が可能。
- レンズ交換式:広角レンズや望遠レンズなど、豊富な種類のレンズが用意されており、撮影目的に合わせて最適なレンズを選択できる。
- 高い品質:厳選された素材と精密な技術で作られており、耐久性や信頼性の高さに定評がある。
OPPO Find X8 カメラの主な特徴を、以下で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
特徴1.世界初の「W型プリズム望遠レンズ」採用!望遠撮影がより便利で美しく


OPPO Find X8の望遠カメラには、世界初となる「W型プリズム望遠レンズ」が採用されました。これにより、より遠くの被写体も、色鮮やかで美しい写真撮影が可能です。さらに、カメラモジュールは3.01mmの薄型でありながら、焦点距離73mmの大型レンズの搭載を実現しました。
W型プリズム望遠レンズとは?(クリックタップで開く)
W型プリズム望遠レンズは、光を3回屈折させるプリズムを用いた望遠レンズです。一般的な望遠レンズに比べ、以下のような特徴があります。
- 光を屈折させるため、レンズの薄型化を実現。
- レンズの枚数を減らせるため、光の透過率が向上し高画質を実現。
望遠カメラの光学ズームは約3倍、デジタルズームは驚異の最大120倍と、より遠くの被写体を撮影可能です。さらに、ズーム倍率10倍以上ではAI補正が働くため、画質の劣化を抑えられます。
特徴2. 高性能なカメラ効果を備えた「Hasselbladポートレート」
OPPO Find X8は、Hasselbladポートレートを使い、思い出の一枚をより美しく残せます。
Hasselbladポートレートとは?(クリックタップで開く)
Hasselbladポートレートとは、ハッセルブラッドの技術を活用したカメラ効果で、以下の特徴があります。
- 一眼レフのような滑らかで自然な背景ぼけ
- ハッセルブラッド独自の色調補正で、自然な色合いと美しい肌トーン
- クラシックカメラやフィルムカメラのような風合い
- 夜景やイルミネーションの光を美しくぼかす調整機能
特に、OPPO Find X8はぼかしの処理が優秀です。以下のような、美しく印象的なポートレート写真も簡単に撮影できます。



「ポートレート=人物撮影」をイメージしてしまうけど、「Hasselbladポートレート」はハッセルブラッドのカメラ技術全般を指すよ!
クラシックなカメラフィルターを搭載しており、以下のような本格的なポートレート写真も撮影可能です。



ポートレート撮影の性能やその他の作例については、「 撮影パターン3. ポートレート撮影」で詳しく解説します。
特徴3. OPPO独自の「AI編集機能」で新たなカメラ体験が実現できる
OPPO Find X8では、AIを活用したカメラ機能が充実しています。
OPPO Find X8のAI機能
- AI鮮明度強化
- AI反射除去
- AIぼかし除去
- AI消しゴム 2.0
10倍以上のズーム撮影やトリミング加工をする際に、AI機能を使って画質の劣化を抑制できます。さらに、被写体のぶれや光の反射の映り込みの修正が可能になったほか、AI消しゴムの機能も進化しています。
OPPO Find X8のAI編集機能の詳しい内容については、以下の公式サイトを参考にしてください。
OPPO Find X8 カメラ|作例でカメラ性能を紹介
OPPO Find X8で実際に撮影した作例をもとに、カメラ性能を検証した結果を紹介します。同時期に発売された、ライカ監修のカメラを搭載したAQUOS R9 proとの比較も交えながら解説します。
カメラ仕様 | OPPO Find X8 | AQUOS R9 pro | ||
---|---|---|---|---|
リアカメラ | 広角 | 約5,000万画素 (F値/1.8) | 標準 | 約5,030万画素 (F値/1.8) |
超広角 | 約5,000万画素 (F値/2.0) | 広角 | 約5,030万画素 (F値/2.2) | |
望遠 | 約5,000万画素 (F値/2.6) | 望遠 | 約5,030万画素 (F値/2.6) | |
インカメラ | 約3,200万画素 (F値/2.4) | 約5,030万画素 (F値/2.2) | ||
手ぶれ補正 | 広角・望遠カメラ:光学式 ※超広角カメラ・インカメラは非搭載 | 標準・望遠カメラ:光学式 インカメラ:電子式 ※広角カメラは手ぶれ補正非搭載 | ||
ズーム(最大) | 光学:約3.0倍 デジタル:最大120倍 | 光学:約3.0倍 デジタル:約8.0倍 光学×デジタル:約20倍 | ||
HDR | 対応 |
カメラスペック 比較表
撮影パターン1. 風景撮影・ズーム撮影
OPPO Find X8は、美しい風景写真が撮影できます。やや暖色系の色味で、細部までくっきりと鮮明に表現されています。デジタル的な要素が感じられない、柔らかな色合いに仕上がる点は、OPPO Find X8の強みです。
作例7では、水面に映る建物や窓ガラスに映り込んだ風景も見事に描写されています。作例8においては、薄曇りの環境でも暗くならずに、色彩豊かな写真に仕上がりました。
以下は、OPPO Find X8とAQUOS R9 proの風景写真を比較した作例です。OPPO Find X8の方が、木の枝や葉など細かい描写が得意で現物に近い印象を受けました。
OPPO Find X8は、最大3倍の光学ズームと120倍のデジタルズームに対応しています。以下は、逆光下で0.6倍~6倍ズームで撮影した作例です。
0.6倍では一部に黒つぶれが見られましたが、いずれの倍率でも画質の劣化は少なく、鮮明に撮影できています。6倍でも十分に美しく、スマホの画面で見ても問題のない鮮明さです。
以下は、遠方の建物をズーム撮影した写真です。この作例では、6倍ズームの写真で建物の輪郭が機械的に処理されているように見受けられます。




OPPO Find X8は、最大120倍のデジタルズームを搭載しています。120倍となると、かなりぼやけてしまいますが、スマートフォンでここまでズームインできるのは驚きの技術です。
AQUOS R9 proと、ズーム撮影の性能を比較した作例が以下です。どちらも、ほぼ同じアングルで撮影していますが、OPPO Find X8の方が明るく細部まで立体的に描写できています。一方、AQUOS R9 proは木々や岩の影がやや暗めな描写なほか、レンズに光が映り込んでいます。



ここまでズームできると、望遠鏡みたいな使い方もできそうだよね



どちらも十分きれいだけど、OPPO Find X8の方が明るく鮮やかだよ!
撮影パターン2. マクロ撮影
OPPO Find X8はAutoモードの場合だと、自動でマクロ撮影に切り替えてくれます。


以下のような草花も、細部まで鮮明に撮影できます。
OPPO Find X8は、以下の作例のような自然でなめらかな背景ぼけが得意です。ただし、作例3のようにピントが上手く合わないと、被写体の輪郭が背景と同化してしまう場合があります。
以下は、AQUOS R9 Proとの比較写真です。OPPO Find X8は明るく温かみのある色合いで、AQUOS R9 Proは色濃くシャープに仕上がります。



OPPO Find X8のマクロ撮影はピントが合わない作例もあった…。AQUOS R9 proも接写のピント合わせが苦手なんだよね…。
撮影パターン3. ポートレート撮影
OPPO Find X8は、人物を被写体にしたポートレート撮影が得意です。以下のような逆光でも、肌の色をしっかり再現できています。



「自分の子供がここまでカワイくとれるの!?」と感動したよ!
さらに、ポートレートの画角は24mm・35mm・ 49mm・73mm・85mmの5段階に対応しています。そのため、以下の作例のようなワイドな構図も写真にしっかり収められます。
カメラフィルターで加工しても元の色味を失わないのは、OPPO Find X8の魅力です。



OPPO Find X8のポートレート撮影は、かなり優秀だよ!
撮影パターン4. HDR撮影
OPPO Find X8のHDR撮影は、効果は薄いです。以下は、HDR撮影を比較した風景写真ですが、通常モードとHDR撮影の違いは見受けられませんでした。



HDR OFFでも十分きれいだけど、もう少し岩場の影を補正してくれるといいんだけどな…。
以下は、屋内でHDR撮影した写真です。作例2、3のどちらも、大きな違いは無いように感じられます。
以下は、AQUOS R9 proと比較した作例です。OPPO Find X8は窓際の白とびの補正が弱く、畳部分が青みがかっています。



HDRは、AQUOS R9 proの方が優秀かな…。
撮影パターン5. 暗所・夜間撮影
OPPO Find X8の暗所・夜間撮影は、通常モードでも明るく鮮明な写真が撮れます。ノイズが抑えられ、色鮮やかな仕上がりです。
ただし、街灯など強い光源があると、光が拡散しやすい印象です。
ナイトモードでは、白とびや黒つぶれを抑えた写真撮影が可能です。作例1では自動販売機の光で白くつぶれてしまった箇所が、ナイトモード撮影では光が抑えられ色味が補正されています。
作例2のような比較的明るい暗所撮影では、ナイトモードの効果は薄いです。とはいえ、通常モードでも十分明るく、鮮明な夜景写真に仕上がります。
以下は、AQUOS R9 proとナイトモードを比較した写真です。OPPO Find X8の方が明るく黒つぶれが抑えられていますが、暖色系の色味が強い印象を受けます。
以下の作例でも、OPPO Find X8は黄色っぽく仕上がっています。一方、AQUOS R9 proの方はナイトモードの効果が薄く、大きな違いは見受けられません。
OPPO Find X8で、ズーム撮影した写真が以下です。0.6〜6倍の光学ズームで撮影した結果、日中の明るい撮影シーンに比べ、解像感が低下しました。
以下は、遠くの被写体を望遠撮影した写真です。0.6倍ではノイズが目立ち、建物の輪郭がぼやけています。2倍、3倍ズームでは、白とびが目立つ結果となりました。さらに、6倍ズームでは手ぶれしたように建物の輪郭が二重に描写されています。
AQUOS R9 proとズーム撮影を比較すると、明るさはOPPO Find X8の方が優秀です。しかし、両モデルともぼやけてしまい、解像感が失われています。



AQUOS R9 proもそうだったんだけど、OPPO Find X8は夜間の望遠撮影は苦手だよ…。
撮影パターン6. インカメラ撮影
OPPO Find X8のインカメラは3,200万画素と、比較的画素数は高めです。切り抜き・拡大などの加工をしても、画質の劣化が少なくて済みます。
以下は、屋外でインカメラでズーム撮影した写真です。0.8倍にズームアウトしても歪まず、きれいに収まっています。被写体の輪郭も背景に同化せず、くっきり描写できています。
屋内で撮影した以下の作例では、ズームの有無にかかわらずぬいぐるみの王冠の部分がぼやけています。



確かにぼやけてしまった作例はあるけど、インカメラでこれだけきれいに撮れるなら十分だよね。
OPPO Find X8 カメラ|暗所・夜間のズーム撮影以外はかなり優秀!
OPPO Find X8は、高品質なカメラ性能を備えたスマートフォンです。日常のスナップ写真だけでなく、プロフェッショナルなレベルの写真にも対応できます。ただし、すべてにおいて万能というわけではありません。OPPO Find X8の長所・短所を以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
- 自然な色合いの美しい風景・ポートレート撮影が可能
- ズーム撮影が優秀で画質の劣化が少なく、最大120倍までズームインできる
- 通常モードで、明るく鮮明な暗所・夜間撮影ができる
- ピント合わせが苦手で、背景ぼけと被写体が同化する場合がある
- 通常モードでも白とび・黒つぶれしにくいが、HDR撮影の効果は薄い
- 暗所・夜間+ズーム撮影では画質の劣化が顕著
OPPO Find X8は、HDR撮影の効果が薄いほか、ナイトモードは黄色みがかった色合いになるなど、補正力が弱い印象を受けました。暗所・夜間でのズーム撮影では画質の劣化が目立ちます。



欠点はあるけど、風景撮影・ポートレート撮影はかなり優秀!家族や旅行写真メインでカメラ撮影するなら、おすすめのスマートフォンだよ!
OPPO Find X8を最安値で買う方法
OPPO Find X8をお得に購入したいなら、各キャリアや販売サイトの最安値を把握しておきましょう。OPPO Find X8の最安値を以下の表にまとめました。
販売サイト種別 | 最安値 |
---|---|
キャリア 一括価格 ※1 |
IIJmio 124,800円 |
キャリア 乗り換え(MNP)※1 |
IIJmio 94,800円 |
ショッピングサイト 新品 ※1 |
楽天市場 118,800円 |
ショッピングサイト 中古品 ※1 |
Yahoo!ショッピング 楽天市場 103,800円 |
(更新日時:2025/06/10 06:00) ※1 税込み、送料込み、通信プラン別、還元ポイント別(イオシスは送料別) |
上記の価格はいずれも送料込み、税込み、通信プラン費用を除いた価格です。また、この最安値には還元ポイントなど各ショッピングサイトの固有条件は含みません。



還元ポイント/クーポン利用/タイムセールを考慮すると、もっとお得になるケースはよくあるよね。
最安値は定期更新していますが、価格は時間単位で変動します。そのため、上記に掲載した価格が正確で無いことがありますが、ご了承ください。
OPPO Find X8をできるだけ安く購入したいなら、以下の「OPPO Find X8を安く買う方法」もチェックしてください。

