UGREEN Revodok Pro 8in1 USB-Cハブは、たった1つのUSB-Cポートから8つの機能を拡張できる多機能ハブです。

ガジェットで壁面の壁が埋まってる、いつもの匠です!
出張やモバイル利用が多いユーザーとしての視点で、話題のUSB-Cハブを実機検証したよ。
今回の記事では、カタログスペックだけでは分からない実際の使用感や実測値など、購入前に知りたい情報を筆者の検証結果に基づいて紹介します。
\Revodok Pro 8in1 USB-Cハブ 結論 /
- コスパ最強の8-in-1で多機能
- 安定した給電と低発熱設計
- 4K映像出力対応
- データ転送速度が落ちない
- 幅広いデバイス対応
- ケーブルの取り回し
- DisplayPort/アナログRGB非対応
- 有線LAN非対応
写真編集や動画制作のためにiPhoneやMacBook Airで大容量ファイルをよく扱う、筆者の視点で視点でレビューしました。そのため、MacBookユーザーやクリエイター、出張が多いビジネスパーソンには必見の内容です。


UGREEN Revodok Pro 8in1 USB-Cハブ レビュー|商品概要
外観デザインをチェック
Revodok USB-Cハブを開封して最初に感じた印象は、金属ボディの高級感です。


Revodok USB-Cハブ本体はアルミニウム合金製で、MacBookとの相性もバッチリです。グレーのメタリックな質感が、デスクに置いても違和感なく馴染みます。サイズは約12cm×5cm×1.5cmとコンパクトで、重さも約110gと軽量。出張にも余裕で持っていけるサイズ感です。


Revodok USB-Cハブの側面を見ると、右側にはHDMIポート、USB-A 3.0ポート×2、SDカードスロット、microSDカードスロットが並んでいます。左側にはUSB-C PD(Power Delivery)ポート、USB-C 3.2ポート、USB-A 3.0ポートがあります。
特にRevodok USB-Cハブを気に入った点は、ポート間の間隔が広めに設計されているところです!
これは地味ですが、とても重要なポイントです。太めのUSBメモリや大きめのSDカードリーダーを挿しても、隣のポートと干渉しにくい設計になっています。
また、Revodok USB-Cハブのケーブルは、本体から直接出ていて長さは34.8cmです。


少し長めですが、デスクトップPCの背面ポートに接続する時など、この長さがちょうど良い場合がありそうです。
スペック
Revodok USB-Cハブの具体的なスペックを紹介します。まずはポート構成です。
ポート | 数量 | 仕様 / 対応 |
---|---|---|
HDMI | 1 | 4K @ 60 Hz 対応 |
USB-A 3.0 | 3 | 最大 5 Gbps |
USB-C 3.2 | 1 | 最大 10 Gbps/データ転送専用 |
USB-C PD | 1 | 最大 100 W 給電対応 |
SD カードスロット | 1 | UHS-I 対応 |
microSD カードスロット | 1 | UHS-I 対応 |
特に100W PD対応がポイントです。後述しますが、MacBook Proでも余裕で充電できるパワーです。



これだけあれば、普段の作業で困ることはないよね
Revodok USB-Cハブは対応デバイスが幅広いです。MacBook Pro/Air(M1/M2/M3対応)、iPad Pro、Windows PC、Chromebook、さらにはROG AllyやSteam Deckなどのゲーミングデバイスまで使用可能です。



USB-C対応のタブレット/スマートフォンなら、まず利用できると思って差し支えないよ!
標準価格3,999円、セール価格は3,000円を下回ります。かなりコストパフォーマンスが良いです。



8in1でこの価格は、コスパ最強と言っても過言ではないよ!
同機能を持つ他社商品では、1万円を超える商品も珍しくありません。3分の1程度の価格で手に入るコストパフォーマンスの良さは、ちょっと性能を疑ってしまいますよね。そこで筆者が実証実験をした結果を、以下で紹介します。


UGREEN Revodok レビュー:実機での性能検証結果
コスパが良すぎて性能が気になるRevodok USB-Cハブですが、筆者が実機検証した結果を紹介します。
MacBook Airでの充電性能
まず気になるポイントは充電性能です。
私のMacBook Air(M2)に、100W対応の充電器を使って給電テストをしてみました。


結果は…最大44W、平均30W台の給電、を確認できました!


「100W対応なのに44W?」と思うかもしれませんが、恐らく計測対応USB-Cケーブルの仕様がボトルネックになっているはずです。そんな制限がある中でも、ほぼフルパワーで充電できていたと考えられます。
ちなみに、ハブ経由でも充電速度の低下はほとんど感じられませんでした。直接充電した時と比べても、充電時間にほとんど差がありませんでしたので、日常使いで全く問題ないレベルです。



実はUSBハブ経由で充電すると、MacBook Airの充電時間が長くなってしまうと思ってたよ…ビックリした!
本体の発熱
USB-Cハブで心配なのは発熱です。安価なUSBハブには触れないくらい熱くなる商品もあって、筆者はいつも博打感を感じています。そこで今回は少しハードな使い方でテストしてみました。


MacBook Airに接続して、以下の機器をすべて接続して1時間作業してみました。
- MacBook Air(USB-C接続)
- モバイルモニター(HDMI接続、USB-A 2ポート接続で給電)
- 外付けSSD(USB-C接続、UGREEN M.2 SSDケース+シリコンパワー SSD 128GB)
- USBマイク(USB-C接続、FIFINE AmpliGame AM6)
- SDカード(写真データ転送中)
- 100W PD充電器(エレコム EC-YAC04WH)
比較的多めのデバイスを接続して、以下の業務で1時間ほど使用してみました。
- メールチェック
- Webブラウザでの記事チェック
- Photoshop で画像編集
- Davinci Resolveで動画編集
- SSDにファイル書き込み
その結果、本体温度は約36℃。手で触っても、ほんのり温かい程度。低温火傷の心配は全くないレベルでした。


(ケーブル端子が38℃、それよりも低温の約36℃)
ただし、今回は超高速SSDを使用した大容量ファイルの連続転送!といった、ハードな使い方はテストできていません。



高速な外付けSSDを使う機会がなくてさ…
そういうプロユースのデバイスは持ってないんだよね。
筆者のように、あくまで汎用デバイスで利用する場合という前提で考える必要があります。
データ転送速度の実測値
Revodok USB-Cハブの気になるデータ転送速度は、外付けSSDを使って測定しました。若干貧弱なデバイス構成ですが、筆者のような一般ユーザーが利用する想定と考えてください。
- UGREEN M.2 SSDケース(廉価モデル)
- シリコンパワー SSD 128GB(廉価モデル)
これらのデバイスをWindows PCのUSB-Cポートに直接接続した場合と、Revodok USB-Cハブを経由した場合で、CrystalDiskMarkというソフトを使って速度を比較してみました。




CrystalDiskMark 実行結果
クリックタップで拡大できます
テスト項目 | 直接挿し(Mbps) | ハブ経由 (Mbps) | ||
---|---|---|---|---|
Read | Write | Read | Write | |
SEQ1M Q8T1 | 313.52 | 318.40 | 311.28 | 310.16 |
SEQ1M Q1T1 | 311.76 | 317.92 | 308.00 | 307.92 |
RND4K Q32T1 | 143.28 | 170.48 | 142.72 | 173.60 |
RND4K Q1T1 | 123.12 | 152.32 | 128.56 | 144.16 |
速度低下はたった2%以内で、誤差レベルでした。実際に1GBの動画ファイルを転送してみても、体感的な差は全く感じられませんでした。



デバイスが貧弱すぎて10Gbpsは体感できなかったけどね…残念…
安価なハブだと20〜30%も速度が落ちることがありますから、この結果はかなり評価できると筆者は考えます。
iPhone16で4Kモニター出力
iPhone16はUSB-C端子から直接4K映像を出力できますから、UGREEN Revodok経由で正常出力できるか検証しました。
結果はバッチリ4K 60Hz出力 HDRを表示できました!


YouTubeで4K動画を30分以上連続再生してみましたが、途切れることもなく、カクつきもありませんでした。しかも外部電源なしで実現できる点は、ホントに素晴らしい性能です。



4K対応スマホであれば、ミラーリングして大画面で楽しめるよ!
写真や動画を家族と見る使い方はもちろん、プレゼンテーションなどビジネス用途にも対応できると考えて大丈夫です。
iPad Pro/MacBookでのマルチデバイス接続検証
最後に、様々なデバイスで使えるか検証してみました。今回テストしたのは以下のデバイスです。
- MacBook Air M2
- Windows PC(ASUS ゲーミングノートPC TUF Gaming F15 FX507VV)
- iPad Pro M1
- iPhone 16
- Google Pixel 9a
結果は…すべて問題なく動作しました!
どのデバイスでも、外付けSSDの読み書き、SDカードの認識、充電、HDMI出力がスムーズにできました。
特にiPad Proでの使い勝手が良く、これ1つあればiPadがほぼパソコンのように使えます。 ただし、M1/M2チップのiPadやMacは外部ディスプレイが1台までというAppleの制限がある点は注意です。


UGREEN Revodok Pro 8in1 USB-Cハブの良い点・惜しい点
今回の検証結果を踏まえて、良い点と惜しい点は以下でした。
1. コスパ最強の8-in-1多機能性
標準価格3,999円、実売3,000円以下で8つのポートが使えるスペックは、事実上コストパフォーマンス最高です。他社商品.gと比べて半額以下で、高品質で、お買い得だと感じました。
2. 安定した給電と低発熱設計
100W PD対応で、MacBook Proでも余裕で充電できるパワー。しかも1時間使っても36℃程度の低発熱。これなら安心して長時間使える、安定したデバイスと考えて問題有りません。
3. 4K映像出力対応
HDMI経由で4K 60Hz出力に対応している点は大きなメリットです。しかも、iPhone16など比較的新しいスマートフォンなら、外部電源なしで4K60fps、HDRでの出力できます。プレゼンや動画鑑賞に最適と考えてよいでしょう。
4. データ転送速度が落ちない
ハブ経由でも速度低下がほぼない(2%以内)点は本当に優秀です。大容量ファイルを扱うクリエイターにとっては、重要なポイントです。
5. 幅広いデバイス対応
MacもWindowsもiPadもiPhoneも、さらにはAndroidまで。どんなデバイスでも使える点は便利ですね。家族で共有しても問題ありませんし、複数デバイスを使い分けている人にもピッタリです。
1. ケーブルの取り回し
ケーブルが少し固くて長い(約30cm)ため、取り回しに少し苦労する場面がありました。特に狭いスペースで使う時は、ケーブルが邪魔になるかもしれません。これは結束バンドなどを上手く使えば、問題ない「敢えて指摘するなら」というレベルです。
2. DisplayPort/アナログRGB非対応
DisplayPortやアナログRGB(VGA)には対応していません。古いモニターやプロジェクターには直接接続できません。最近のモニターはほぼHDMI対応ですし、変換アダプタで対応できますから、実用上は問題ないでしょう。
3. 有線LAN非対応
有線LANポートがない点は、遅延を重要視する個人的には少し残念でした。ただ、高速な無線LANが使えるデバイスなら問題ありません。また、モバイル環境で有線を使うケースは少ないです。どうしても必要であれば、USB-LANアダプタを使えば良いでしょう。
なお、今回の検証では耐久性までは検証できませんでした。そのため、長期使用での劣化については、正直分からないというのが現状です。ただし、UGREENは実績のあるメーカーですし、24ヶ月保証もついていますので、そこまで心配する必要は無いでしょう。



24ヶ月保証って冷静に考えると凄いよね…
しかも無償交換してくれるとは…
UGREEN Revodok Pro 8in1 USB-Cハブのレビューからわかったおすすめユーザー
本記事ではUGREEN Revodok Pro 8in1 USB-Cハブを徹底的にレビューしてきました。その結論はコスパ重視で多機能なUSB-Cハブを探している人には最適解です。
筆者が考える、Revodok USB-Cハブに最適なユーザーは以下です。
- MacBookユーザー
-
MacBookはUSB-Cポートが少なく、2~3個しかありません。このハブがあれば、1つのポートから8つに拡張して、充電しながらモニター接続して、さらに外付けSSDもマウスもすべて接続できます。私のように写真編集などをする人は、SDカードスロットがあるのも嬉しいポイントです。そのため、MacBookユーザーには必需品になるでしょう。
- クリエイター・ビジネスユーザー
-
発熱が少ない点は長時間作業する人にとって重要です。加えて、データ転送速度が落ちない点も大きなメリットです。出張が多いビジネスパーソンにとっては、軽量コンパクトなのもポイントが高いです。しかも、見た目も高級感がありますので、クライアントの前で使っても恥ずかしくありません。
- コスパ重視のガジェット愛好家
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UGREEN Revodok Proは、機能と価格のバランスが絶妙です。しかも、ただ安いだけではなく品質もしっかりしています。金属製ボディで高級感もありますし、性能も申し分ありません。コスパ重視のガジェット愛好家には、優秀USB-Cハブだと言えるでしょう!
つまり、UGREEN Revodok Pro 8in1 USB-Cハブは「迷ったらこれを購入することをおすすめします!」レベルの優秀USB-Cハブでした。もちろん完璧ではない部分もありますが、それを補って余りある魅力がある高コスパ商品です。



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