Xiaomi(シャオミ)社の「Redmi 14C」は、5,000万画素カメラ、6.88インチの大型ディスプレイを搭載した格安スマホです。
下位モデルの標準価格は2万円以下と、数多の格安スマホのなかでもトップクラスの安さを誇ります。

価格の安さに惹かれて、Redmi 14Cを購入した、いつもの匠です。
Redmi 14Cのカメラは、必要最低限のクオリティだと感じました。
本記事では、Redmi 14Cで撮影した作例をもとに、カメラの実力を徹底検証しました。この記事を読めば、Redmi 14C カメラのすべてがわかります。
Redmi 14Cの購入を検討するなら、以下の記事もあわせて参考にして下さい。


見た目の割に性能はシンプル!Xiaomi Redmi 14Cのカメラスペックをチェック
Redmi 14Cは5,000万画素の広角カメラを搭載しており、前モデルのRedmi 12Cからの変更はありません。一方、インカメラは1,300万画素と、800万画素もアップしています。
カメラユニットは4眼カメラのようなデザインですが、カメラ撮影時に使うのは左右のカメラのみです。上はライト、下はデザインであり、超広角、マクロ、望遠などのカメラは搭載されていません。




Redmi 14Cには、手振れ補正が付いていません。手振れしやすい接写や夜間などの撮影時、ビデオ撮影時は、三脚やジンバルなどの利用をおすすめします。
また、Redmi 14Cのディスプレイは明るく見やすいですが、斜めに持つと画面が暗く見えづらいため注意しましょう。カメラを構える際には、ディスプレイが斜めになるのを避けたほうがベターです。




その他、詳しいカメラスペックを以下の表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
カメラ仕様 | 詳細 |
---|---|
リアカメラ | 5,000万画素 (F値/1.8) |
インカメラ | 1,300万画素 (F値/2.0) |
手ぶれ補正 | – |
ズーム | デジタルズーム (最大10倍) |
HDR | 対応 |
カメラ機能 | film Camera ナイトモード ポートレートモード 5,000万画素モード |



Redmi14Cはデュアルカメラと謳っているけど、実際は広角カメラと補助カメラのみ!カメラスペックは、いたってシンプルだよ。
カメラの実力はどの程度?Xiaomi Redmi 14C の作例を紹介!
ここからは、実際に撮影した作例集をもとに、Redmi 14C カメラの実力を徹底検証します。ほぼ同じカメラ性能を備えたAQUOS wish4との比較を交えながら、詳しく解説します。ぜひ、参考にしてください。
Xiaomi Redmi 14C/AQUOS wish4 カメラスペック比較(クリックタップで開く)
項目 | Redmi 14C | AQUOS wish4 |
---|---|---|
標準価格(税込み) | 4GB+128GB:17,980円 8GB+256GB:23,980円 | 22,000円 |
リアカメラ | 5,000万画素 (F値/1.8) | 約5,010万画素 (F値/1.8) |
インカメラ | 1,300万画素 (F値/2.0) | 約800万画素 (F値/2.0) |
手ぶれ補正 | – | 電子式手ぶれ補正 |
ズーム | デジタルズーム (最大10倍) | デジタルズーム (最大8倍) |
HDR | 対応 | |
カメラ機能 | film Camera ナイトモード ポートレートモード 5,000万画素モード | ピント合わせ(顔認識) オートHDR オートナイト AIオート セルフタイマー フローティングシャッタ― |
撮影パターン1. 風景撮影・ズーム撮影
Redmi 14Cは、明るい場所であれば美しい風景写真が撮れます。ただし、高画質な写真撮影は期待できません。「標準価格2万円以下のスマートフォンの割には、画質が良い」印象です。
作例2では、看板の文字の輪郭を、くっきり鮮明に捉えています。
以下は、Redmi 14CとAQUOS wish4の風景写真です。それぞれを比較すると、Redmi 14Cは画質が粗く、AQUOS wish4のほうが鮮明に見えます。



Redmi 14Cは、AQUOS wish4と画素数がほぼ同じなのに、画質が粗いのは残念な結果だね・・・。
Redmi 14Cは、曇天や夕暮れなど明るさが少ない環境では、画質が粗くなります。以下のような薄曇りの屋外撮影では、全体的に解像感が低い印象です。作例10については、建物や木々の輪郭がぼやけています。
Redmi 14Cは、最大10倍のデジタルズームを搭載しています。以下は、等倍と2倍ズームで撮影した写真です。明るい環境であれば、ズームアップしても等倍の写真との大きな差は感じられません。
以下は、曇天の屋外でズーム撮影した写真です。2倍ズームでは画質の劣化が激しく、解像感が低下しています。
Redmi 14Cの風景撮影は、他のエントリーモデルと比べるとやや劣るといえます。ほぼ同等のカメラ性能を備えたAQUOS wish4と比べても、画質の粗さが目立ちます。
曇りや夕景など比較的明るさが少ない環境では、解像感が低く輪郭がぼやけている印象です。2倍ズームも同様に、光量が不足すると解像感が低下します。



画質が粗い点は残念だけど、2万円以下の価格を考えれば妥当なのかもしれないね・・・。
撮影パターン2. マクロ撮影
Redmi 14Cは、色鮮やかで鮮明なマクロ写真が撮影できます。以下は、Redmi14Cでマクロ撮影した写真です。色合いがよく、背景のぼかしも自然できれいに仕上がっています。被写体の細部まで、しっかり捉えています。
次に、マクロ撮影の実力を、AQUOS wish4と比較しました。Redmi 14Cのほうが色鮮やかで、立体的に再現できているように見えます。背景と被写体の境目も、自然に表現できています。
以上の検証により、Redmi 14Cはマクロ撮影が得意な事実が判明しました。ただし、マクロレンズは非搭載、推奨撮影距離は被写体から10cm以上の点に注意が必要です。近づき過ぎて撮影すると、ピントが合わずぼやけてしまいます。ある程度、距離を離して撮影するのをおすすめします。



Redmi 14Cのマクロ写真は、標準価格2万円以下とは思えない仕上がりだったよ!
撮影パターン3. ポートレート撮影
Redmi 14Cは光量が足りている環境であれば、美しいポートレート写真が撮れます。以下は、比較的明るい日陰でポートレート撮影した写真です。人物の肌色を、自然な色味で再現できています。
以下のような光があたらない箇所は、ノイズのようなざらつきがあります。
Redmi 14Cのポートレート撮影は、明るい場所であれば美しいポートレート写真が撮れますが、日陰など光があたらない環境では画質が粗くなります。風景写真と同様、撮影環境が限られる点は、Redmi 14Cのデメリットです。



日中の屋外など明るい環境だったら、美しいポートレート写真が撮れるよ!
撮影パターン4. HDR撮影
Redmi 14C カメラには、HDR機能が搭載されています。以下は、逆光で撮影したHDR写真です。いずれの写真も、太陽の光で白くとんだ空の色が補正され、鮮やかな写真に仕上がっています。
ただし、HDR撮影した作例1は、通常撮影した写真よりも解像感が低下した印象です。
作例3においても、家や塀の輪郭がぼやけています。
HDRとは?(クリックタップで開く)
HDRとは「High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)」の略。逆光や暗所で撮影した際に起こる、白とびや黒つぶれを抑え、より色鮮やかな写真に仕上げるカメラ技術のことを指します。
Redmi 14CのHDR撮影は、通常モードよりも解像感が低下し、被写体の輪郭がぼやける事実が判明しました。ただし、自然な色味に補正できている点は高評価です。



HDRを使うと画質は劣化するけど、スマートフォンの画面で見る分には、十分きれいな仕上がりだよ!
撮影パターン5. 暗所・夜間撮影
Redmi 14C カメラの暗所・夜間撮影は以下の作例を見てもわかる通り、実用的ではない仕上がりです。
以下は、明るさが極端に少ない環境で暗所撮影した写真です。それぞれの作例でノイズが発生し、被写体の輪郭がぼやけています。
以下は、比較的明るい環境で夜間撮影した写真です。鮮明な写りとはいえないものの、暗所で撮影した場合に比べ、ノイズは少ないように感じます。
以下は、Redmi 14CとAQUOS wish4の暗所撮影を比較した写真です。どちらの写真も、暗所では鮮明な写りではありませんが、Redmi 14Cのほうがノイズが目立ちます。



2万円以下の格安スマホでは、このレベルが限界なのかもしれないね・・・。
以下は、Redmi 14Cのナイトモードを比較した写真です。作例のような明るい環境では、ナイトモードの効果はあまり感じられません。
次に、明るさが極端に少ない暗所でナイトモード撮影した写真です。ナイトモードをONにすると、やや明るくなります。ただし、ナイトモードOFFで撮影した写真に比べると、建物や手すりの輪郭がぼやけています。
以下は、暗所でズーム撮影した写真です。いずれの作例も、2倍でズーム撮影した写真ではノイズが顕著で解像感は低いです。
暗所でのズーム撮影について、Redmi 14CとAQUOS wish4の作例を比較しました。その結果、Redmi 14Cはノイズが目立ち、画質が粗い印象です。一方、AQUOS wish4はRedmi 14Cに比べノイズの発生は抑えられていますが、被写体の輪郭がぼやけ、鮮明さに欠けます。




検証した結果、Redmi 14Cは暗所・夜間撮影が苦手なスマートフォンです。暗所撮影ではノイズが発生し、解像感は低いように感じられます。ナイトモードの効果も薄く、ズーム撮影においても画質の劣化が激しいため、記録用として利用するのをおすすめします。
AQUOS wish4よりもノイズが目立つ事実から、Redmi 14Cの暗所撮影は、他のエントリーモデルに比べて劣るといえます。



Redmi 14C の暗所撮影はイマイチ・・・。価格の安さを考えたら、しょうがないのかもしれないね。
撮影パターン6. インカメラ撮影
Redmi 14Cのインカメラは1,300万画素と、前モデルの約1.5倍を誇ります。以下は、インカメラで撮影した写真です。いずれも、明るく鮮明に撮れています。
背景のぼかしも滑らかで、被写体との境目も上手く処理されています。
以下は、Redmi 14CとAQUOS wish4のインカメラを比較した写真です。被写体や撮影環境の違いはあるものの、AQUOS wish4のほうが色合いよく、鮮明に表現できているように感じられます。



Redmi 14Cのほうが画素数は高いけど、画像処理やセンサーの問題で写真の仕上がりに差がでているのかもしれないね・・・。
Redmi 14Cのインカメラは、美しい自撮り写真が撮影できます。背景のぼけも自然で、被写体の細部までしっかり捉えます。SNS用の自撮り写真をメインで使うなら、十分満足できるスマートフォンです。
ただし、Redmi 14CとAQUOS wish4を比較すると、色合いと鮮明さではAQUOS wish4に劣ります。



Redmi 14Cよりも、AQUOS wish4のほうが鮮明な自撮り写真が撮れるけど、よく見ないとわからないレベルだよ!
Xiaomi Redmi 14C カメラは苦手なシーンはあるものの満足できるスペック
今回は、Redmi 14Cのカメラ性能を徹底検証しました。
その結果、Redmi 14Cは苦手な撮影シーンが多い事実がわかりました。Redmi 14Cは、撮影環境によって写真の仕上がりが左右する点に注意が必要です。今回の検証で判明したRedmi 14C カメラの強み・弱みは、以下の通りです。
- 下位モデルの標準価格が2万円以下と、超リーズナブル
- 明所撮影した写真は、スマートフォンの画面で見る分には、十分問題ない仕上がり
- インカメラの画素数が1,300万画素と、エントリーモデルのなかでもトップクラスの画素数を誇る
- 撮影環境によらず、5,000万画素のカメラにしては解像感は低い
- HDR撮影は白とびを抑えてくれるものの、被写体の輪郭がぼやけやすい
- 曇天〜暗所の撮影ではノイズが発生しやすいうえ、ナイトモードの性能も低い
Redmi 14Cは、曇天や日陰での撮影、暗所・夜間撮影など、明るさが足りない環境ではノイズが発生します。その特性を理解していれば、十分問題なく使えるスマートフォンです。



Redmi 14Cは、価格の安さが最大のメリット!スマホのカメラは「撮れれば良い」、とにかく価格重視と考えているならおすすめだよ。
カメラ性能の良い格安スマホが欲しいなら、OPPO Reno 11Aがおすすめです。OPPO Reno 11Aを安く買いたいなら、以下の記事をチェックしてください。


Xiaomi Redmi 14Cをさらに安く買う方法【6月21日更新】
Xiaomi Redmi 14Cは1万円台とかなりリーズナブルな価格設定です。しかし、もっと格安で買いたいのであれば、以下の最安値表をチェックしましょう。
販売種別 | 4G+128G | 8G+256GB |
---|---|---|
キャリア 新規購入 ※1 ※2 |
IIJmio 17,980円 |
- |
キャリア 乗り換え(MNP) ※1 ※2 |
IIJmio 110円 |
- |
ショッピングサイト 新規※1 |
楽天市場 15,476円 |
Amazon 17,980円 |
ショッピングサイト 中古品※1 |
イオシス 11,800円 |
イオシス 15,800円 |
(更新日時:2025/06/21 06:00) ※1 税込み、送料込み、ポイント還元(イオシスは送料別) ※2 プラン別 |
上記の価格はいずれも送料込み、税込み、通信プラン費用除いた価格となります。また、この最安値には還元ポイントなど各ショッピングサイトの固有条件は含みません。



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最安値は定期更新していますが、価格は時間単位で変動します。そのため、上記に掲載した価格が正確で無いことがありますが、ご了承ください。
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