格安スマホは種類が多すぎて、どのモデルを選ぶべきか悩ましいですよね。スマホの処理能力を数値化した「ベンチマークスコア」は、どの端末がよりコストパフォーマンスに優れているかを判断する指標になります。

格安スマホコレクター いつもの匠 です。
買って後悔しない格安スマホを探すため、実機を使って徹底検証しました!
この記事では、最新の格安スマホ6モデルを「定番ベンチマークアプリで測定したスコアを比較」します。最後まで読めば、どのモデルが高性能かつ、お得に購入できるか必ず把握できますよ。
コスパNo1の格安スマホは?ベンチマークスコア ランキング
今回比較するのは(1)2024年11月時点で(2)新品の実売価格5万円を下回る、格安スマホ6モデルです。市場に出回るモデルのうち、比較的に人気のあるAndroidスマートフォンを選定しました。
これらの6モデルのベンチマークスコアを以下のアプリで検証します。
AnTuTu Benchmarkのスコアは、スマートフォンの総合的な動作性能の指標と言えます。そのためスマートフォンの総合的な動作性能を把握できます。
- CPU性能:スマートフォンの基本性能
- GPU性能:グラフィック処理速度(3Dゲームなど)
- UX性能:画像の表示速度やアプリの切り替え速度
- MEM性能:RAMや内蔵ストレージの読み書き速度
- Totalスコア:上記4つを考慮した総合性能
Geekbenchのスコアは、スマートフォンの頭脳であるCPUの処理性能を把握できます。CPUの数値が高いほど、アプリの起動や操作がスムーズになります。
3D Markのスコアは、スマートフォンの動画処理の性能を把握できます。この数値が高いほど、「4K動画の視聴」や「高負荷な3Dゲーム」などが快適に使用できます。
上記の3つのベンチマークスコアを元に、カタログスペックでは分からない、各モデルの処理性能をランキング形式で紹介します。
第1位:Libero Flip
ZTE社から2024年2月に発売された「Libero Flip」は、折りたたみ式スマートフォンでは最安値モデルです。
Libero Flipの各ベンチマーク結果は以下です。


基本的な性能やグラフィック処理性能共に、同価格帯スマートフォンの中で非常に高いスコアを叩き出しました。特に3Dグラフィック性能が優秀です。
高負荷な3Dゲーム「原神」においては、最高画質でも快適にプレイできました。参考に以下の動画をご覧ください。
動画からも分かるとおり、高いグラフィック処理性能を必要とするゲームや4K動画視聴、動画編集に向いています。



高負荷アプリもストレスなく使える性能だよ!
Libero Flipについてもっと詳しく知りたいなら、以下の記事も参考にしてください。
Libero Flipの販売価格
Libero Flipは、発売当初の価格は6万円を超えており、ミドルレンジ帯の位置付けでした。しかし、今なら新規契約でも1万円以内で購入できます。
Libero Flip | 金額 |
---|---|
本体標準価格 | 63,000円 |
市場最安価格※ | 9,800円 |
※市場最安価格:ワイモバイルのMNP(他社からの乗り換え)と新規契約の場合 |



匠は発売直後に6万円で購入したんだよね…。今は、1万円以内で買えるコスパ最強スマホになったよ!
購入を検討するなら、以下の「Libero Flipをお得に買う方法」を参考にしてください。


第2位:OPPO Reno11 A
OPPO社から2024年6月に発売された「OPPO Reno11 A」は、高画質なカメラ性能に加え「AI編集機能」を搭載している点が特徴です。
OPPO Reno11 Aの各ベンチマーク結果は以下です。


基本的な性能やグラフィック処理性能は「Libero Flip」に少し劣りますが、非常に高いスコアを叩きだしました。
同価格帯のスマートフォンの中で、特にカメラ性能が優秀です。6,400万画素のメインカメラを搭載している上に、AI機能で画像編集が誰でも簡単にできます。



SNSに投稿したい写真もすぐ編集できるのが魅力!
また、旧モデル「OPPO Reno9 A」からグラフィック処理性能が大幅に向上しました。そのため、高負荷なゲームや高画質動画に対応できるようになりました。



4K動画視聴、3Dゲームも快適にできるね。
OPPO Reno11 Aについてもっと詳しく知りたいなら、以下の記事も参考にしてください。
OPPO Reno11 Aの販売価格
OPPO Reno11 Aは、標準価格が4万円を超えるミドルレンジのスマートフォンです。しかし、ワイモバイルなら半額以下で購入できます。
OPPO Reno11 A | 金額 |
---|---|
本体標準価格 | 48,800円 |
市場最安価格 | (MNP) 12,960円 新規契約 18,000円 |
※市場最安価格:ワイモバイルのMNP(他社からの乗り換え)と新規契約の場合 |
購入を検討するなら、以下の「OPPO Reno11 Aをお得に買う方法」を参考にしてください。


第3位:moto g64 5G
モトローラ社から2024年6月に発売された「moto g64 5G」は、Dolby Atmos対応のステレオスピーカーを搭載しており、音質が高い点が特徴です。
moto g64 5Gの各ベンチマーク結果は以下です。


基本的な性能やグラフィック処理性能は、エントリーモデルの中で比較的に高めのスコアでした。
moto g64 5Gは、バッテリー性能が優秀です。連続で動画視聴しても「8時間以上」バッテリーは切れませんでした。参考に以下の動画をご覧ください。
上記の検証結果から、一般的な使い方であれば追加充電なしで朝から晩まで使えると予想できます。よって外出先で動画視聴やゲームをプレイしても、急な充電切れの心配は軽減されます。



外出が多くても、安心して使えるのは嬉しいね。
moto g64 5Gについてもっと詳しく知りたいなら、以下の記事も参考にしてください。
moto g64 5Gの販売価格
moto g64 5Gは標準価格が3万円台のスマートフォンですが、ワイモバイルに乗り換えが可能なら1円で購入できます。
moto g64 5G | 金額 |
---|---|
本体標準価格 | 34,800円 |
市場最安価格 | (MNP) 1円 新規契約 9,800円 |
※市場最安価格:ワイモバイルのMNP(他社からの乗り換え)の場合 |
購入を検討するなら、以下の「moto g64 5Gをお得に買う方法」を参考にしてください。


第4位:OPPO A79 5G
OPPO社から2024年2月に発売された「OPPO A79 5G」は、6.7インチの大画面ディスプレイと5,000mAhの大容量バッテリーを搭載したスマートフォンです。
OPPO A79 5Gの各ベンチマーク結果は以下です。


各ベンチマークスコアから、標準価格に見合った一般的な基本性能を備えているのが分かります。しかし、OPPOユーザーなら、より快適に使用できる「OPPO Reno11 A」をオススメします。



写真撮影のサブ端末として購入するには良いかもしれないね。
OPPO A79 5Gについてもっと詳しく知りたいなら、以下の記事も参考にしてください。
OPPO A79 5Gの販売価格
OPPO A79 5Gは、新規契約でも1円で購入できる点が大きな魅力です。
OPPO A79 5G | 金額 |
---|---|
本体標準価格 | 21,996円 |
市場最安価格 | 1円 |
※市場最安価格:ワイモバイルのMNP(他社からの乗り換え)、新規契約の場合 |



メインスマホとしてはちょっと頼りないけど、サブ端末としてはコスパが良いモデルだね!
購入を検討するなら、以下の「OPPO A79 5Gをお得に買う方法」を参考にしてください。


第5位:AQUOS wish4
シャープ社から2024年7月に発売された「AQUOS wish4」は、誰でも使いやすい多彩な機能を搭載したスマートフォンです。
AQUOS wish4の各ベンチマーク結果は以下です。


各ベンチマークスコアは、標準価格に見合った一般的な基本性能を備えています。
AQUOS wish4は、コンクリート落下試験において、非常に強いボディなのが検証されています。そのため、スマートフォンを落としても壊れにくい点が魅力です。
また、ボタン表示や文字が大きくなる「かんたんモード」、緊急時の位置情報を把握できる「ジュニアモード」を搭載。シニア世代や子供の初めてのスマートフォンにオススメです。



子供に持たせる初スマホに良いと思うよ!
AQUOS wish4についてもっと詳しく知りたいなら、以下の記事も参考にしてください。
- AQUOS wish4のもっと詳しいベンチマーク結果!
- AQUOS wish4は何位?原神が快適に遊べる格安スマホランキング
- AQUOS wish4のカメラ性能を徹底検証!
- AQUOS wish4のバッテリー性能を徹底検証!
AQUOS wish4の販売価格
AQUOS wish4は、ワイモバイルなら半額以下で購入できます。
AQUOS wish4 | 金額 |
---|---|
本体標準価格 | 22,000円 |
市場最安価格 | 9,800円 |
※市場最安価格:ワイモバイルのMNP(他社からの乗り換え)、新規契約の場合 |
しかし、高い性能をもつ「Libero Flip」も同じ価格で購入できます。どちらのモデルが、使用用途に合っているかを考慮して検討してください。
購入を検討するなら、以下の「AQUOS wish4をお得に買う方法」を参考にしてください。


第6位:Xiaomi Redmi 14C
Xiaomi(シャオミ)社から2024年10月に発売された「Xiaomi Redmi 14C」は、6.88インチの大画面ディスプレイと256GBのストレージ容量を備えたスマートフォンです。
Xiaomi Redmi 14Cの各ベンチマーク結果は以下です。


各ベンチマークスコアはかなり低めな数値ですが、標準価格2万円以下の超格安スマホとしては妥当と言えます。
本体画像では4つのカメラがあるように見えますが、デュアルカメラを搭載しています。実際に使用してみた結果、カメラ性能はイマイチな印象でした。



カメラレンズは1つだけ…。ややこしいデザインだから注意してね。
Xiaomi Redmi 14Cの販売価格
Xiaomi Redmi 14Cは、IIJmioに乗り換えが可能なら980円で購入できます。
Xiaomi Redmi 14C | 金額 |
---|---|
本体標準価格 | 17,980円 |
市場最安価格 | 980円 |
※市場最安価格:ワイモバイルのMNP(他社からの乗り換え)の場合 |



正直、コスパが良いとは言い難い…。
ワイモバイルに乗り換え可能なら、より性能が高い「OPPO A79 5G」や「moto g64 5G」を1円で入手できます。
また新規契約なら、より高い処理性能をもつ「Libero Flip」や「OPPO Reno11 A」のほうが安く購入できます。


格安スマホのベンチマークスコアの一括比較表
最新の格安スマホを、各ベンチマークアプリ毎に比較しました。
AnTuTu Benchmarkスコア比較
最新の格安スマホを「AnTuTu Benchmark V10」で計測した結果、1位は「Libero Flip」でした。AnTuTu Benchmarkのスコアを比較した表は以下です。
横スクロールできます→
モデル | Total | CPU | GPU | MEM | UX |
---|---|---|---|---|---|
Libero Flip | 670998 | 241294 | 167544 | 121584 | 140576 |
OPPO Reno11 A | 608355 | 182439 | 132125 | 142126 | 168584 |
moto g64 5G | 488188 | 166598 | 81383 | 104848 | 135359 |
OPPO A79 5G | 410742 | 136812 | 61756 | 101521 | 110653 |
AQUOS Wish4 | 380227 | 132125 | 58196 | 90549 | 99357 |
Xiaomi Redmi 14C | 257804 | 78760 | 34745 | 69107 | 75192 |
トータルスコア、CPUとGPUはLibero Flipが最も優れており、高負荷な3Dゲームや動画編集作業などを快適に行える高い性能を持っています。
また、OPPO Reno11 AもMEMとUXの数値が高く、レスポンスの速度や多くのアプリを同時に開いても快適に作業できます。
Geekbenchベンチマークスコア比較
最新の格安スマホを「Geekbench」で測定した結果、1位は「Libero Flip」でした。Geekbenchのスコアを比較した表は以下です。
モデル | Multi-Core | Single-Core |
---|---|---|
Libero Flip | 2943 | 1051 |
OPPO Reno11 A | 2551 | 1093 |
moto g64 5G | 2371 | 1023 |
AQUOS Wish4 | 2023 | 724 |
OPPO A79 5G | 1843 | 736 |
Xiaomi Redmi 14C | 1361 | 414 |



数値が高いほど、アプリの起動や操作がスムーズになるよ。
上記の比較結果から、日常でより快適に使用できる格安スマホを選ぶなら「Libero Flip」「OPPO Reno11 A」がオススメです。
3D Markベンチマークスコア比較
最新の格安スマホを「3D Mark」で測定した結果、1位は「Libero Flip」でした。3D Markのスコアを比較した表は以下です。
モデル | WildLife | Sling Shot |
---|---|---|
Libero Flip | 3155 | 6919 |
OPPO Reno11 A | 2323 | 5023 |
moto g64 5G | 1204 | 3562 |
AQUOS Wish4 | 1193 | 3574 |
OPPO A79 5G | 測定不能 | 3505 |
Xiaomi Redmi 14C | 571 | 1780 |
グラフィック性能を重視するなら、「Libero Flip」以外はあまりオススメできません。
実際に高負荷な3Dゲームをプレイしてみた結果、Libero Flipは最高画質で快適にプレイできます。しかし、スコアが低い「OPPO A79 5G」は、最高画質、中画質共にアニメーションの遅延がありストレスを感じてしまいます。
以下の動画で、実際のプレイを比較してください。
上記の結果から、グラフィック処理性能を重視するなら「Libero Flip」が断トツでオススメです。



夢中になって力が入ると、本体を折り畳んじゃう時があるんだよね。慣れたら気にならなくなるけどね。
ゲーム性能をもっと詳しく比較したいなら、以下の「原神が快適に遊べる格安スマホランキング」を参考にしてください。


格安スマホは元ミドルクラスを狙おう!
本記事では、最新の格安スマホのベンチマーク測定スコアをランキング形式で紹介しました。その結果、以下の2モデルが処理性能に優れているスマートフォンと判明しました。


- 基本処理、グラフィック処理性能ともに No.1の折りたたみ式スマホ。
- 高負荷アプリも快適に使用でき、3Dグラフィック性能が特に優秀!
- 1万円以内で手に入る魅力的な格安スマホ。
- 基本処理、グラフィック処理性能が高い大人気OPPOの最新モデル。
- AIカメラ編集機能、高いバッテリー持ち、グラフィック性能すべてにおいて、高い性能を備えたバランス型。
- 最安値2万円以下で手に入るのも魅力!


上記の2モデルは、どちらも標準価格がミドルクラス級のスマートフォンでした。より高性能な格安スマホを購入したいなら、ミドルクラスから値下がりしたモデルを狙うのが最もオススメです。



エントリーモデルに近いミドルスマホは、発売から2,
3ヶ月くらいで値下がりする傾向にあるよ。
格安スマホは低価格に抑えるため、機種によって力を入れている特徴が異なります。普段の生活の中で、重視している機能を備えた機種を選ぶことをオススメします。



サブ端末として使うスマホなら、1円で購入できるモデルから選ぶのも良いよね!